定山渓温泉(じょうざんけいおんせん)は、北海道札幌市南区にある、豊平川の渓谷沿いに広がる温泉地です。札幌中心部から南へ約26km、車で約50〜60分。札幌駅からも直行バスで約60分のため、札幌観光と組み合わせた日帰り旅行にも、温泉宿でゆっくり過ごす1泊旅行にも利用できます。
日帰りの場合は、温泉へ入るだけなら現地滞在1時間30分〜2時間、温泉街の散策や昼食まで組み合わせるなら3〜5時間が目安です。渓谷の朝夕、宿での食事、夜と朝の入浴まで楽しみたい場合は、日帰りで詰め込まず1泊すると時間に余裕が生まれます。
定山渓温泉の要点
・読み方:じょうざんけいおんせん
・所在地:北海道札幌市南区
・札幌中心部から:車で約50〜60分
・札幌駅から:直行バスで約60分
・日帰りの現地滞在:入浴のみ1時間30分〜2時間、散策・昼食込み3〜5時間
・宿泊向き:渓谷の朝夕、宿の食事、複数回の入浴を楽しみたい人
本文では、日帰り入浴施設を料金・受付時間・タオル・駐車場で比較し、札幌からの日帰りで無理なく楽しむ時間配分、目的に合った宿の選び方まで具体的に紹介します。
定山渓温泉は日帰り3〜5時間、渓谷の朝夕まで楽しむなら1泊
定山渓温泉は、温泉へ入ることだけが目的なら日帰りでも楽しめます。ただし、温泉街の散策、昼食、足湯、二見吊橋などを組み合わせる場合は、現地で3〜5時間を確保しておくと慌ただしくなりにくいでしょう。
札幌駅から直行バスを利用する場合は片道約60分かかるため、往復の移動を含めると半日〜1日の予定になります。車でも札幌中心部から通常約50〜60分ですが、紅葉期、連休、降雪時は道路混雑や路面状況によって時間が延びる場合があります。
日帰りと宿泊の選び方早見表
| 比較項目 | 日帰り | 1泊 |
|---|---|---|
| 現地滞在の目安 | 1時間30分〜5時間 | 約18〜22時間 |
| 楽しみやすい内容 | 日帰り入浴、昼食、温泉街散策、足湯 | 夕食、朝食、夜・朝の入浴、朝夕の渓谷散策 |
| 向いている人 | 札幌観光に温泉を加えたい人 | 温泉と宿での滞在を旅の中心にしたい人 |
| 移動の注意 | 帰りのバスと入浴の最終受付を確認 | チェックイン時間と宿の送迎条件を確認 |
| 混雑時の動き方 | 午前中に到着し、入浴受付を優先 | 混雑しやすい日中を避け、朝夕に散策 |
| 費用の目安 | 入浴料、昼食代、交通費 | 宿泊料、入湯税、交通費 |
日帰りでは、予定を詰め込みすぎないことが大切です。特に公共交通を利用する場合は、入浴施設の営業時間だけでなく、最終受付時刻と札幌方面へ戻るバスの発車時刻を先に確認してください。
宿泊では滞在時間が長くなるため、夕食後や早朝など、日帰り客が少なくなる時間帯にも温泉を楽しめます。紅葉期や雪景色の季節は、昼間とは異なる朝夕の渓谷を眺められることも、1泊する利点です。
日帰り3〜5時間の過ごし方
日帰りで温泉街の主要な楽しみを組み合わせる場合は、次のような時間配分が目安になります。
| 時刻 | 予定 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 10:30 | 定山渓温泉に到着 | - |
| 10:30〜11:30 | 定山源泉公園や温泉街を散策 | 約60分 |
| 11:30〜12:30 | 温泉街で昼食 | 約60分 |
| 13:00〜14:30 | 日帰り温泉へ入浴 | 約90分 |
| 14:30〜15:00 | 温泉まんじゅう・お土産購入 | 約30分 |
| 15:00以降 | 札幌方面へ出発 | - |
この時間配分は、入浴施設が午後から営業する場合を想定した一例です。施設によっては日帰り入浴の最終受付が14時台となるため、利用する温泉を決めてから昼食と散策の順番を調整してください。
二見吊橋まで歩く場合や、足湯で休憩する場合は、散策時間を60〜90分確保すると余裕があります。定山渓ダムや豊平峡方面まで足を延ばす場合は、温泉街だけを巡る日程より移動時間が増えるため、現地滞在を5〜7時間程度に広げるか、1泊する方が組み立てやすくなります。
日帰りで失敗しやすいのは、札幌を出発してから入浴施設を探すことです。営業時間内でも、清掃、貸切利用、宿泊客の受け入れ状況などにより、日帰り入浴が休止される場合があります。出発当日に公式サイトで営業状況を確認し、第一候補と第二候補を決めておくと安心です。
宿泊した方がよいケース
【広告】楽天トラベルで定山渓温泉周辺の宿・ホテルを探す次の条件に当てはまる場合は、日帰りより1泊の方が定山渓温泉を無理なく楽しめます。
・温泉街や二見吊橋を急がずに歩きたい
・宿の夕食や朝食も旅の目的にしたい
・夕方、夜、朝と複数回温泉へ入りたい
・客室や露天風呂から渓谷を眺めたい
・紅葉期の日中の混雑を避けて朝に散策したい
・公共交通を利用し、帰りのバス時刻を気にせず過ごしたい
・雪道の運転を避け、宿の送迎バスを利用したい
特に、温泉街の散策、昼食、日帰り入浴、周辺観光をすべて1日で回ろうとすると、施設の受付時間や移動時間に追われやすくなります。豊平峡ダムや札幌国際スキー場なども組み合わせる場合は、温泉街に1泊し、観光と入浴を2日間に分けると予定が崩れにくくなります。
札幌旅行の途中で温泉へ入ることが目的なら日帰り、温泉、食事、渓谷の風景を含めて定山渓そのものを楽しむなら1泊、という基準で選ぶと判断しやすいでしょう。
定山渓温泉の日帰り入浴7施設を料金・時間で比較
定山渓温泉の日帰り入浴は、施設によって利用できる時間帯や料金が大きく異なります。大人1人1,000円台で温泉だけを利用できる施設がある一方、プール、ラウンジ、食事、エステを組み合わせた3,000〜9,000円前後の滞在型プランもあります。
特に注意したいのが、営業時間と最終受付時刻の違いです。施設自体は夕方まで営業していても、日帰り入浴の受付が14時台や18時で終了する場合があります。昼食や温泉街散策を先に予定していると入浴できなくなることがあるため、最初に利用施設と受付時刻を決めてください。
日帰り入浴7施設の早見表
料金・営業時間は2026年7月時点の確認情報です。
| 施設名 | 大人料金 | 利用時間・最終受付 | タオル | 駐車場 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| 湯の花定山渓殿 | 1,180円 | 10:00〜21:00・最終20:30 | タオル・館内着セット450円 | 施設駐車場あり | 休憩を含めて長く過ごしたい人 |
| 鹿の湯 | 1,500円 | 13:00〜21:00・最終20:00 | 無料 | 施設駐車場あり | 温泉街散策とサウナを組み合わせたい人 |
| 定山渓万世閣ホテルミリオーネ | 1,500円 | 12:00〜20:00・最終18:00 | セット300円 | 日帰り客は公共駐車場 | 入浴と食事を組み合わせたい人 |
| ぬくもりの宿ふる川 | 1,500円 | 12:00〜15:00・最終14:30 | 無料 | 施設駐車場あり | 旅館らしい落ち着いた雰囲気を重視する人 |
| 定山渓ビューホテル | 1,000〜3,000円 | 平日14:00〜21:00・最終20:00/土日祝は大浴場11:00〜15:00・最終14:00 | セット300円 | 施設駐車場あり | 子連れでプールも利用したい人 |
| 休日ビルヂング・休日湯 | 1,420円〜 | 休日券11:30〜20:00/18時からの入浴プランあり | 無料 | 施設駐車場あり | サウナやラウンジで長く過ごしたい人 |
| 豊平峡温泉 | 1,300円 | 10:00〜22:30・最終21:45 | フェイスタオル220円、バスタオル500円 | 施設駐車場あり | 大きな露天風呂や遅い時間の入浴を重視する人 |
湯の花定山渓殿、鹿の湯、ミリオーネ、ふる川の料金・営業時間・タオル条件は、定山渓観光協会と各施設の公式案内に基づきます。ミリオーネの日帰り利用者はホテルの宿泊者用駐車場ではなく、近隣の公共駐車場を利用します。
定山渓ビューホテル、休日湯、豊平峡温泉は、利用する曜日やプランによって料金と利用時間が変わります。ビューホテルは平日であれば大浴場のみの利用ができますが、土日祝はプールとのセット利用が基本です。休日湯は7歳以上が利用対象です。
来訪前の確認事項
料金・営業時間・最終受付時刻は、清掃、貸切営業、宿泊客の受け入れ状況、繁忙期の特別料金などにより変更される場合があります。日帰り入浴を目的に訪れる場合は、出発当日に施設の公式サイトで営業状況をご確認ください。
料金を抑えて温泉だけ入りたい場合
通常時の大人料金を抑えやすいのは、平日の定山渓ビューホテル、湯の花定山渓殿、豊平峡温泉です。
平日の定山渓ビューホテルは、大浴場のみで大人1,000円、3歳〜小学生750円です。利用時間は14:00〜21:00、最終受付は20:00となっています。プールも利用する場合は大人2,000円、3歳〜小学生1,500円です。土日祝は大浴場のみの利用ができず、プールとのセットで大人2,500円、3歳〜小学生2,000円となります。特定期間は別料金になる場合があるため、利用日の料金確認が必要です。
湯の花定山渓殿は大人1,180円、4歳〜小学生450円、3歳以下は無料です。10:00から利用でき、最終受付は20:30のため、午前中から過ごしたい場合や札幌観光後に立ち寄りたい場合にも予定を組みやすい施設です。露天風呂、サウナ、岩盤浴、休憩室があり、日帰り専用施設として利用できます。
豊平峡温泉は大人1,300円、小人600円です。最終受付が21:45と7施設の中で最も遅く、札幌市街地や周辺観光から午後に向かう場合にも選択肢になります。温泉街の中心部とは別の豊平峡温泉エリアにあるため、定山渓温泉街の徒歩散策と同じ行程に入れる場合は、車や路線バスの移動時間を考慮してください。
温泉街散策とサウナを組み合わせるなら鹿の湯
鹿の湯は、定山渓温泉街の中心部にあり、最寄りのバス停は「定山渓湯の町」です。大人1,500円、小人750円で、フェイスタオルとバスタオルを無料で借りられるため、荷物を増やしたくない公共交通利用者にも向いています。
日帰り入浴は13:00からで、最終受付は20:00です。午前中に定山源泉公園や二見吊橋を散策し、昼食後に入浴する流れを組みやすいでしょう。露天風呂に加え、サウナ「鹿の蒸」も設けられています。
入浴と昼食を組み合わせるならミリオーネ
定山渓万世閣ホテルミリオーネは、大人1,500円、3歳〜小学生800円で、0〜2歳は無料です。日帰り入浴は12:00〜20:00ですが、最終受付は18:00のため、夕方に到着する場合は時間に注意してください。
館内では、ランチビュッフェ付き日帰り入浴、ディナービュッフェ付き日帰り入浴、居酒屋での食事を組み合わせるプランなども案内されています。食事付きプランは予約や利用条件が設定される場合があるため、入浴だけの場合とは分けて確認しましょう。
車で日帰り利用する場合、ホテルの立体駐車場と屋外駐車場は宿泊者専用です。日帰り客は近隣の公共駐車場を利用する必要があり、満車の場合は利用できないことがあります。
旅館らしい雰囲気を重視するならふる川
ぬくもりの宿ふる川は、木を基調とした館内や旅館らしい落ち着いた滞在を重視したい人に向いています。大人1,500円、小学生750円、幼児は無料で、通常の日帰り入浴ではタオルを無料で借りられます。
利用時間は12:00〜15:00、最終受付は14:30です。7施設の中でも受付終了が早いため、昼食を先に取る場合は時間配分に注意してください。二見吊橋や足湯を長く散策する予定なら、先に入浴受付を済ませるか、散策を午前中に終えておくと安心です。
子連れでプールも楽しむなら定山渓ビューホテル
定山渓ビューホテルは、温泉に加えて屋内温水施設「水の王国ラグーン」を利用できるのが特徴です。温泉だけで静かに過ごす施設というより、子どもと一緒に半日遊びたい家族旅行に向いています。
平日と土日祝では、料金、利用時間、大浴場のみ利用できるかどうかが異なります。土日祝は最終受付が14:00と早いため、札幌を昼過ぎに出発する予定では間に合わない可能性があります。利用日はプールの営業範囲や特別料金も含め、公式案内を確認してください。
サウナとラウンジで長く過ごすなら休日湯
休日ビルヂング内の休日湯は、温泉へ入ってすぐ帰るよりも、サウナ、ラウンジ、飲食を組み合わせて数時間過ごしたい人に向いています。
基本の休日券は2,850円からで、利用時間は11:30〜20:00です。15:00〜20:00の「遅割」は2,300円、18:00〜20:00の入浴のみを利用するプランは1,420円と案内されています。タオルは料金に含まれています。
利用できるのは7歳以上で、受付は3階のレセプションです。一般的な日帰り温泉とは料金体系が異なるため、入浴だけなのか、ラウンジまで利用するのかを決めてからプランを選びましょう。
夜まで営業する露天風呂なら豊平峡温泉
豊平峡温泉は10:00〜22:30まで営業し、最終受付は21:45です。定山渓温泉街の主要施設が受付を終了した後でも利用しやすく、夕方以降の入浴を優先する場合に向いています。
タオルはレンタルではなく、フェイスタオル220円、バスタオル500円で販売されています。館内には和食とインド料理のレストランがあり、インド料理は21:00までのラストオーダーとして案内されています。入浴と夕食を組み合わせる場合は、レストランの終了時刻から逆算してください。
食事付きで3〜7時間過ごす選択肢もある
入浴だけでなく、昼食やエステを含めて館内で長く過ごしたい場合は、比較表の7施設以外にも食事セットプランがあります。
・章月グランドホテル:食事と入浴のセットで大人5,100円。食事は12:00〜13:30、入浴は13:00〜14:30。前日午前中までの予約制で、土曜日・祝前日は除外日です。
・定山渓鶴雅リゾートスパ森の謌:ランチビュッフェと入浴のセットで大人3,900円、小人2,500円。入浴は11:30〜14:30、最終入場14:00で予約制です。
・グランドブリッセンホテル定山渓:入浴、食事、エステのセットで大人8,900円。利用時間は12:00〜19:00で、前日までの予約が必要です。
短時間で温泉だけ楽しむ場合は1,000〜1,500円前後の施設、昼食や館内休憩まで含める場合は3,000〜5,000円前後、食事とエステを含む滞在型プランでは約9,000円を目安にすると、予算に合った施設を選びやすくなります。
定山渓温泉の泉質と歴史
定山渓温泉は、札幌市内にありながら豊平川上流の渓谷に囲まれた温泉地です。温泉街では複数の源泉が利用されており、宿泊施設や日帰り入浴施設によって浴槽の広さ、露天風呂の眺望、加水・加温などの管理方法が異なります。
温泉地としての歴史は1866年に始まり、札幌の発展とともに湯治場から観光温泉地へと成長してきました。現在も「札幌の奥座敷」と呼ばれ、札幌市街地から約50〜60分で訪れられる温泉地として利用されています。
泉質は主にナトリウム塩化物泉
定山渓温泉の泉質は、主にナトリウム塩化物泉です。定山渓観光協会では、無色透明で、まろやかな塩辛さを持つ湯として紹介されています。
温泉街周辺には56カ所の源泉があり、豊平川の月見橋付近や高山橋付近を中心に、川岸や川底の岩盤の割れ目から湧き出しているとされています。湧出量は毎分約8,600リットル、源泉温度は約60〜80度です。
定山渓温泉の主な特徴は次のとおりです。
・主な泉質:ナトリウム塩化物泉
・源泉数:56カ所
・湧出量:毎分約8,600リットル
・源泉温度:約60〜80度
・湯の色:主に無色透明
塩化物泉は、入浴後に肌の表面へ塩分が残りやすく、湯冷めしにくい泉質として紹介されることがあります。ただし、体感には個人差があります。熱めの浴槽では長湯を避け、入浴前後に水分を補給してください。
施設によっては、源泉温度の調整、循環ろ過、加水、加温、消毒などが行われています。「源泉かけ流し」を重視する場合は、温泉地全体の泉質だけで判断せず、宿や日帰り施設の公式サイトで浴槽ごとの利用方法を確認しましょう。
強い濁りや硫黄臭を求める温泉ではない
定山渓温泉の湯は、強い白濁や硫黄の香りを特徴とする温泉とは異なり、比較的入りやすい無色透明の湯が中心です。
そのため、次のような旅行者も利用しやすい温泉地です。
・温泉旅行が初めての人
・札幌観光の途中で短時間入浴したい人
・子どもと一緒に温泉へ入りたい家族
・香りや濁りが強くない湯を選びたい人
ただし、浴槽の温度や泉質表示、子どもの利用条件は施設ごとに異なります。乳幼児を連れて利用する場合は、年齢制限、ベビーバスの有無、おむつが取れていない子どもの入浴条件も確認してください。
1866年に美泉定山が温泉場を開いた
定山渓温泉の始まりは、慶応2年にあたる1866年です。修験僧の美泉定山がアイヌの人々の案内を受けて温泉の泉源へたどり着き、湯治場を整備したことが始まりと伝えられています。
美泉定山は、道路や宿泊できる場所の整備に力を尽くし、温泉を利用できる環境づくりを進めました。「定山渓」という地名は、美泉定山の功績に由来します。
温泉街では現在も、美泉定山に関係する場所や地域の歴史を感じられます。温泉へ入るだけでなく、定山源泉公園や温泉街を歩くと、定山渓が湯治場から発展してきた背景をイメージしやすくなります。
定山渓鉄道の開通で札幌から訪れやすくなった
明治時代以降、定山渓は札幌近郊の湯治場・保養地として発展しました。大正7年にあたる1918年には、札幌方面と定山渓を結ぶ定山渓鉄道が開通し、温泉地への移動が便利になりました。
定山渓鉄道は1969年に廃止されましたが、その後は国道230号やバス交通が札幌市街地と定山渓を結んでいます。現在は札幌中心部から車で約50〜60分、札幌駅から直行バスで約60分のため、宿泊だけでなく日帰りでも訪れやすい温泉地となっています。
1949年には、定山渓周辺を含む地域が支笏洞爺国立公園に指定されました。都市近郊の温泉地でありながら、豊平川の渓谷、新緑、紅葉、雪景色などを楽しめる自然環境が保たれていることも、定山渓温泉の大きな特徴です。
かっぱは温泉街を歩く楽しみのひとつ
定山渓温泉では、かっぱが地域のシンボルとして親しまれています。温泉街には複数のかっぱ像があり、足湯や手湯、橋の周辺などを歩きながら探せます。
かっぱにまつわる造形や地域キャラクターは、歴史的な温泉施設そのものではありませんが、温泉街を徒歩で巡るきっかけになります。子ども連れの場合は、日帰り入浴の前後にかっぱ像を探しながら30〜60分歩く過ごし方もできます。
温泉の泉質や歴史を知ったうえで温泉街を歩くと、定山渓を単なる入浴施設の集まりではなく、渓谷沿いに発展してきた温泉地として楽しみやすくなります。
定山渓温泉街の散策は60〜120分が目安
定山渓温泉では、日帰り入浴の前後に定山源泉公園、足湯、手湯、二見公園、二見吊橋を徒歩で巡れます。
定山源泉公園から二見公園までは約300m、二見公園から二見吊橋までは約170mです。主要スポットだけを回る短い散策なら60〜90分、手湯や岩戸観音堂なども含めるなら約120分を見込むと、写真撮影や休憩を挟みながら歩けます。定山渓観光協会の公式散策サイトでも、温泉街の主要スポットを巡る標準コースは120分として案内されています。
温泉街散策の所要時間早見表
| 散策内容 | 所要時間の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 定山源泉公園と足湯 | 30〜45分 | 入浴前後に短く歩きたい人 |
| 定山源泉公園・二見公園・二見吊橋 | 60〜90分 | 初めて定山渓を訪れる人 |
| 手湯・源泉公園・二見吊橋・岩戸観音堂 | 約120分 | 温泉街の主要スポットを一通り巡りたい人 |
| 二見定山の道を赤岩の澗まで往復 | 90〜150分 | 渓谷沿いを長く歩きたい人 |
| 定山渓ダムを追加 | さらに60〜90分 | 車で周辺観光も楽しみたい人 |
| 豊平峡ダムを追加 | さらに2〜3時間 | 電気バスと展望を楽しみたい人 |
所要時間は歩く速さ、足湯の利用時間、混雑、積雪状況によって変わります。日帰り入浴の最終受付が14時台の施設を利用する場合は、散策より先に入浴時間を確保してください。
60〜90分なら定山源泉公園から二見吊橋を往復する
初めて訪れる場合は、次の順番で歩くと、温泉と渓谷の両方を短時間で楽しめます。
・タイムズ定山渓観光駐車場
・定山源泉公園
・月見橋周辺
・かっぱ家族の願掛け手湯
・二見公園
・二見吊橋
・同じ道を温泉街中心部へ戻る
タイムズ定山渓観光駐車場から定山源泉公園までは徒歩約3分です。定山源泉公園から二見公園までは約300m、二見公園から二見吊橋までは約170mのため、移動だけなら長い距離ではありません。足湯、手湯、写真撮影を含めて60〜90分を確保すると余裕があります。
公共駐車場は24時間利用でき、収容台数は54台、料金は駐車後24時間ごとに500円です。温泉街散策のために車を停める場合は、ホテルや飲食店の利用者専用駐車場ではなく、公共駐車場を利用してください。
定山源泉公園では足湯と温泉たまごを楽しめる

定山源泉公園は、定山渓温泉を開いた美泉定山の生誕200年を記念し、2005年に開園した公園です。園内には美泉定山の像、無料の足湯、高温の源泉を利用する「おんたまの湯」があります。
利用時間は7:00〜21:00で、料金は無料です。早朝から利用できるため、宿泊翌日の散策や、日帰り入浴施設が開く前の時間調整にも使えます。
足湯だけなら15〜30分が目安です。温泉たまごも作る場合は、公式散策コースで調理時間が約20分と案内されているため、合計30〜45分ほど確保してください。
温泉たまごを作る場合は、卵や道具の販売・利用条件が変わる可能性があります。現地の案内表示を確認し、源泉へ直接手を入れないよう注意してください。
二見吊橋では豊平川の渓谷を見下ろせる

二見吊橋は、豊平川に架かる赤い吊橋で、定山渓を代表する景観のひとつです。橋の上からは、二見岩、かっぱ淵、渓谷沿いの森を見渡せます。橋を渡った先は、自然散策路「二見定山の道」へ続いています。
二見公園から二見吊橋までは約170〜200mです。二見公園には定山渓のシンボルである「かっぱ大王」の像があり、公園と吊橋を合わせて20〜30分ほど見ておくと、急がずに景色を楽しめます。
紅葉期は橋の上や撮影場所が混みやすいため、長時間立ち止まらず、通行する人の妨げにならない位置で撮影してください。冬季は積雪や凍結により歩きにくくなるため、現地の通行状況を確認してから向かいましょう。
二見定山の道を歩くなら90〜150分を追加する
二見吊橋から先の「二見定山の道」は、二見公園から二見吊橋、かっぱ淵公園、いこいの広場、親水公園を通り、赤岩の澗まで続く自然散策路です。
赤岩の澗まで往復すると約2.5kmあります。移動だけでなく、景色を眺める時間や休憩を含め、90〜150分を見込むと無理がありません。
温泉街の舗装路だけを歩く散策とは異なり、川沿いの自然道を歩くため、歩きやすい靴が適しています。雨の後は足元が濡れている可能性があるため、滑りにくい靴底を選びましょう。
二見定山の道は冬季通行不可と案内されています。積雪期は無理に散策路へ入らず、定山源泉公園や半屋外の足湯など、通年利用できる場所を中心に回ってください。
雨や雪の日は二見の足湯を利用する
四季のせせらぎ「二見の足湯」は、豊平川を望む半屋外型の無料足湯です。雨や雪の日でも利用しやすく、車椅子にも対応しています。
主な利用条件は次のとおりです。
・料金:無料
・営業時間:9:00〜21:00
・休館日:なし
・定員:15人
・タオル:自動販売機で1枚300円
・駐車場:普通車5台、身障者用1台
・最寄りバス停:湯の町から徒歩約3分
混雑時は長時間の占有を避け、15〜30分程度の利用を目安にすると、他の利用者も入りやすくなります。タオルを持参すれば、足湯後の追加費用を抑えられます。
手湯は入浴時間が取れない場合にも立ち寄りやすい

かっぱ家族の願掛け手湯は、源泉を引いた無料の手湯です。かっぱ像の皿に湯を注ぐと、かっぱの口から湯が流れる仕掛けになっています。
利用時間は数分程度で済むため、帰りのバスまで時間がない場合や、日帰り入浴を利用しない場合にも立ち寄れます。定山渓観光案内所から約150mの場所にあり、温泉街の中心部を歩く途中に組み込みやすいスポットです。
定山渓ダムを加えるなら60〜90分追加する

定山渓ダム下流園地では、ダムを見上げる景観や、堤頂からさっぽろ湖を望む景色を楽しめます。園地には駐車場があり、温泉街の徒歩散策とは分けて車で移動する方が組みやすくなります。
下流園地の営業期間は、おおむね4月下旬〜11月上旬です。公式ページによって予定時刻の表記が異なるため、訪問前に当年の開園期間と営業時間を確認してください。冬季は利用できない期間があります。
温泉街散策と定山渓ダムを組み合わせる場合は、移動、駐車、展望を含めて60〜90分を追加すると余裕があります。
豊平峡ダムまで行くなら2〜3時間追加する

豊平峡ダムは、温泉街からそのまま徒歩で向かう観光地ではありません。豊平峡ダム駐車場から先は、自然環境保護のため一般車両の通行が制限され、電気バスへ乗り換えて園地へ向かいます。
営業期間、電気バスの料金、最終便は年度や季節によって変わります。確認できる公式案内は2025年の情報を含むため、2026年の訪問では豊平峡電気バス公式サイトで最新の運行期間を確認してください。
温泉街からの往復移動、電気バスの待ち時間、ダムでの観光を含め、2〜3時間を追加する計画が現実的です。日帰り入浴と昼食も組み合わせる場合は、定山渓全体で5〜7時間を確保するか、1泊して予定を2日間に分けると移動に追われにくくなります。
定山渓温泉街で立ち寄りたいグルメ・お土産
定山渓温泉の日帰り旅行では、昼食や買い物の時間を先に決めるのではなく、利用する日帰り温泉の最終受付時刻から逆算して予定を組むことが大切です。
温泉街には飲食店や土産店がありますが、店舗によって営業時間や定休日が異なります。温泉まんじゅうは午前中に売り切れる場合もあるため、帰り際ではなく、到着後に購入しておくと安心です。
温泉街で利用しやすい店の早見表
店舗情報は2026年7月時点の確認内容です。
| 店舗 | 主な利用目的 | 営業時間 | 定休日・注意点 |
|---|---|---|---|
| 大黒屋商店 | 温泉まんじゅう | 8:00〜売り切れまで | 水曜日・早めの購入がおすすめ |
| 定山渓物産館 | 土産、温泉まんじゅう、温泉たまご用の卵 | 8:00〜21:00 | 不定休・専用駐車場なし |
| 喫茶&軽食フランセ | カレー、パスタ、サンドイッチ | 10:30〜17:00・ラストオーダー16:30 | 営業状況を来店前に確認 |
| 埜のてらす | 昼食、スイーツ、地場産品 | 9:00〜17:00・レストラン11:00〜15:00 | 木曜日・無料駐車場約40台 |
営業時間、定休日、提供メニューは変更される場合があります。訪問当日は、各店舗または定山渓観光協会の公式情報をご確認ください。
大黒屋商店の温泉まんじゅうは到着後に購入する
大黒屋商店は、1931年創業の温泉まんじゅう店です。毎朝手作りされるまんじゅうは、薄めの皮に黒糖あんを入れたもので、1個単位でも購入できます。
営業時間は8:00からですが、まんじゅうがなくなり次第終了します。午前中でも売り切れる場合があるため、日帰り入浴や昼食を終えた後では購入できない可能性があります。
大黒屋商店は「定山渓湯の町」バス停から徒歩約3分で、向かい側には定山源泉公園があります。到着後にまんじゅうを購入し、足湯や公園散策と組み合わせると移動を減らせます。定休日は毎週水曜日です。
定山渓物産館では土産と温泉たまご用の卵を購入できる
定山渓物産館は、温泉街中心部にある土産店です。営業時間は8:00〜21:00で、温泉街を散策する前後や、日帰り入浴後にも立ち寄りやすくなっています。
自家製の「湯の里まんじゅう」は、北海道産の小豆を使った商品として紹介されています。午前中に完売する場合があるため、まんじゅうを目的にする場合は早めに立ち寄ってください。
定山源泉公園の「おんたまの湯」で温泉たまごを作るための、卵3個とネットのセットも販売されています。温泉たまごの調理には約20分かかるため、購入、移動、調理を含めて30〜45分を確保すると余裕があります。
定山渓物産館には専用駐車場がありません。車の場合は公共駐車場を利用し、徒歩で向かってください。最寄りの「定山渓湯の町」バス停からはすぐです。
短時間の昼食なら喫茶&軽食フランセ
喫茶&軽食フランセは、カツカレー、ミートソース、ナポリタン、サンドイッチなどを扱う喫茶店です。営業時間は10:30〜17:00、ラストオーダーは16:30と案内されています。
カレーやサンドイッチなどの軽食が中心のため、60分程度で昼食を済ませ、その後に日帰り入浴へ向かいたい場合に組み込みやすい店です。サンドイッチ類はテイクアウトにも対応しています。
ただし、ふる川の日帰り入浴は最終受付14:30、定山渓ビューホテルは土日祝の最終受付が14:00です。これらの施設を利用する日は、昼食をゆっくり取りすぎると受付に間に合わない可能性があります。先に入浴するか、11時台に昼食を始めると予定を組みやすくなります。
車で昼食を取るなら埜のてらすも選択肢
埜のてらすは、レストラン、スイーツショップ、地場産品の販売、アクティビティ案内などが集まる複合施設です。
施設全体の営業時間は9:00〜17:00、レストラン「埜ノ山キッチン はるらんな」は11:00〜15:00です。定休日は木曜日で、約40台分の無料駐車場があります。
温泉街中心部の散策とは少し分けて考え、車で到着した際の昼食や、周辺アクティビティと食事を組み合わせる場合に利用しやすい施設です。
昼食と日帰り入浴は受付時刻から逆算する
日帰り旅行では、次の順番で予定を決めると入浴受付に間に合いやすくなります。
・利用する温泉施設を決める
・最終受付時刻を確認する
・入浴に60〜90分確保する
・受付時刻に合わせて昼食時間を決める
・残った時間に散策と買い物を入れる
ふる川や土日祝の定山渓ビューホテルなど、受付終了が14時台の施設では、午前中に散策、11時台に昼食、13時前後に入浴する流れが現実的です。
鹿の湯は日帰り入浴が13:00から、受付終了が20:00のため、午前中の散策と昼食を済ませてから入浴する行程を組みやすくなっています。
豊平峡温泉では、和食が昼と夜の二部営業、インド料理が11:00〜21:00のラストオーダーとして案内されています。温泉街散策よりも、遅い時間の入浴と食事を優先する場合に組み合わせやすい施設です。
宿泊する場合は夕食付きプランが多いため、昼食を遅い時間に取りすぎると宿の夕食を十分に楽しめないことがあります。チェックインが15時前後、夕食が18〜19時の場合は、昼食を11〜12時台に済ませるか、軽食に抑えると時間を組みやすくなります。
定山渓温泉に宿泊するなら目的別に選ぶ3軒
定山渓温泉には、大型スパホテルから落ち着いた温泉旅館まで複数の宿があります。単純な人気順位ではなく、誰と行くか、館内で何をしたいか、温泉街を歩くかによって選ぶと失敗を減らせます。
ここでは、初めての定山渓旅行で比較しやすい3軒を、目的別に紹介します。
宿泊料金は、宿泊日、人数、客室、食事内容によって変わります。固定料金は掲載せず、予約時に同じ条件で比較してください。
定山渓温泉の宿3軒の選び方早見表
| 宿泊施設 | 向いている旅行 | 主な特徴 | 交通の確認点 |
|---|---|---|---|
| 定山渓ビューホテル | 子連れ・三世代・館内で遊びたい旅行 | 屋内温水プール、2種類の大浴場、ビュッフェ | 宿泊者用無料送迎バスは電話予約が必要 |
| 定山渓 鹿の湯 | 温泉街散策・サウナ重視 | 渓流沿いの温泉、露天風呂、ドライサウナ | 湯の町バス停を利用しやすい |
| ぬくもりの宿 ふる川 | 落ち着いた旅館滞在・食事重視 | 和室・和洋室、複数の浴場、貸切風呂 | 完全予約制の無料送迎バスあり |
施設情報は2026年7月時点の公式案内に基づきます。設備の休止、送迎時刻、食事形式は変更される場合があるため、予約前に公式情報をご確認ください。
子連れでプールと温泉を楽しむなら定山渓ビューホテル
定山渓ビューホテルは、温泉だけでなく、子どもと館内で長く遊びたい家族旅行に向いています。
館内には屋内温水プール「水の王国ラグーン」があり、波の出るプール、流れるプール、浅さ約15cmの子ども向けプールなどが用意されています。授乳室とおむつ交換スペースもあるため、小さな子どもを連れた旅行でも利用条件を確認しやすい施設です。
温泉は、広い大浴場「湯酔郷」と、地上約60mから定山渓の景色を眺める展望大浴場「星天」の2カ所があります。夕食と朝食はビュッフェ形式を中心に案内されており、和洋中の料理から家族ごとに選びやすい点も特徴です。
次の旅行者に向いています。
・温泉だけでは子どもが退屈しないか心配
・到着後はホテル内で過ごしたい
・夕食を会席料理ではなくビュッフェから選びたい
・家族や三世代で客室タイプを比較したい
・雪や雨の日でも館内で遊びたい
宿泊者向けの無料送迎バスがありますが、利用には事前の電話予約が必要です。宿泊予約を取り直した場合は、送迎バスも再予約する必要があります。車の場合は無料駐車場が用意されています。
プールの利用時間、休止中の設備、チェックイン前・チェックアウト後の利用条件は時期によって変わります。プールを宿選びの主目的にする場合は、宿泊日当日の営業内容を確認してください。
温泉街散策とサウナを重視するなら定山渓 鹿の湯
定山渓 鹿の湯は、温泉街中心部を歩き、宿へ戻って温泉とサウナを楽しみたい人に向いています。
大浴場には2つの内湯、露天風呂、ドライサウナ、水風呂があります。大浴場の真下から湧く温泉を利用し、泉質はナトリウム塩化物泉、源泉温度は69.7度と公式サイトで案内されています。
次の旅行者に向いています。
・定山源泉公園や二見吊橋を徒歩で巡りたい
・大浴場だけでなくサウナも重視したい
・札幌から公共交通で訪れたい
・温泉街中心部に泊まり、車での移動を減らしたい
・日中は観光し、夕方以降に温泉へ入りたい
最寄りは「定山渓湯の町」バス停です。JR札幌駅から通常の路線バスで約80分、予約制のかっぱライナー号で約60分、地下鉄真駒内駅からは約40分と案内されています。札幌市街地から車の場合は通常約50分が目安です。
温泉街散策を予定している場合は、チェックイン前または翌朝に60〜90分確保すると、定山源泉公園から二見吊橋まで急がずに歩けます。サウナは体調に合わせ、入浴前後の水分補給と休憩を取りながら利用してください。
静かな旅館滞在を重視するならぬくもりの宿 ふる川
ぬくもりの宿 ふる川は、大型ホテルの館内レジャーよりも、和の客室、温泉、食事を中心にゆっくり過ごしたい旅行に向いています。
客室は、昔ながらの和室から和モダンの和洋室まで複数のタイプがあります。温泉付客室を備えた特別フロアもあるため、大浴場だけでなく客室での入浴を重視する場合にも比較できます。
浴場は、3フロアで構成される大浴場棟、貸切風呂、特別フロア利用者向けの離れ露天風呂などがあります。宿の中で複数の湯を巡りながら過ごせることが特徴です。
次の旅行者に向いています。
・館内で静かに過ごす時間を重視したい
・和室または和洋室から客室を選びたい
・夕食と朝食も温泉旅行の目的にしたい
・貸切風呂や温泉付客室を検討したい
・札幌から無料送迎バスを利用したい
最寄りの「定山渓湯の町」バス停から徒歩0分と案内されています。札幌駅から路線バスで約80分、真駒内駅から約40分です。車の場合は札幌から約50分で、約50台分の無料駐車場があります。
札幌中心部から完全予約制の無料送迎バスも運行されています。往路は大通西1丁目付近を14:30に出発する1便、復路は宿を10:00に出発する1便です。座席数に限りがあるため、宿泊予約後に早めの予約が必要です。
客室によって、温泉の有無、ベッド、食事場所、利用できるラウンジが異なります。「ふる川に泊まる」という施設名だけで決めず、客室タイプと食事条件まで確認してください。
宿泊予約前に確認する5項目
同じ宿でも、プランによって過ごし方が変わります。予約前には次の5項目を確認しましょう。
・夕食と朝食の有無、ビュッフェまたは会席などの形式
・客室からの眺望、ベッド、温泉付客室の有無
・大浴場、サウナ、プールの利用時間
・札幌からの無料送迎バスの予約方法
・子どもの料金、食事、寝具、プールの利用条件
定山渓温泉街を歩きたい場合は、宿の設備だけでなく、最寄りバス停と散策スポットまでの距離も確認してください。館内設備を中心に過ごすなら定山渓ビューホテル、温泉街とサウナを組み合わせるなら鹿の湯、落ち着いた旅館滞在を重視するならふる川、という基準で比較すると選びやすくなります。
定山渓温泉へのアクセス|札幌駅から直行バスで約60分
定山渓温泉は札幌中心部から約26kmに位置し、車なら約50分、札幌駅から直行バス「かっぱライナー号」を利用すると約60分です。
公共交通では、札幌駅から乗り換えなしで向かう方法と、地下鉄南北線で真駒内駅まで移動して路線バスへ乗り換える方法があります。新千歳空港からは、定山渓温泉へ直接向かうバスも運行されています。
紅葉期、連休、降雪時は国道230号の混雑や路面状況により遅れる場合があります。入浴施設の最終受付、宿の夕食、帰りの飛行機に間に合うよう、通常の所要時間に30〜60分程度の余裕を加えて計画してください。
交通手段別の所要時間早見表
| 出発地 | 交通手段 | 所要時間の目安 | 乗り換え・予約 |
|---|---|---|---|
| 札幌駅 | かっぱライナー号 | 約60分 | 乗り換えなし・予約制 |
| 札幌駅 | じょうてつ路線バス | 約80分 | 乗り換えなし |
| 札幌駅 | 地下鉄+真駒内駅から路線バス | 地下鉄約18分+バス約47分 | 真駒内駅で1回乗り換え |
| 札幌中心部 | 車・タクシー | 約50分 | 乗り換えなし |
| 新千歳空港 | 定山渓方面直行バス | 約100〜110分 | 乗り換えなし・便数を確認 |
| 新千歳空港 | JR+地下鉄+路線バス | JR約40分+地下鉄約18分+バス約47分 | 札幌駅・真駒内駅で乗り換え |
| 新千歳空港 | 車・タクシー | 約90分 | 乗り換えなし |
所要時間は通常時の目安です。バスの運行時刻、乗り場、運賃はダイヤ改正によって変わるため、2026年7月以降に訪れる場合も、出発前に交通事業者の公式情報をご確認ください。
札幌駅からは予約制のかっぱライナー号が便利
札幌駅から乗り換えを避けたい場合は、じょうてつバスの「かっぱライナー号」が利用しやすい交通手段です。
札幌駅、大通西1丁目、すすきのから乗車でき、定山渓温泉街までの所要時間は約60分、豊平峡温泉までは約70分です。札幌駅の乗り場は27番のりばとして案内されています。
主な停留所は次のとおりです。
・定山渓神社前
・定山渓湯の町
・第一ホテル前
・定山渓大橋
・定山渓温泉東2丁目
・定山渓
・定山渓車庫前
・豊平峡温泉
宿泊施設や日帰り温泉によって最寄りの停留所が異なります。予約時に降車停留所を指定する必要があるため、宿や施設の公式アクセスページで最寄り停留所を確認してから予約してください。
かっぱライナー号は全便予約制で、予約受付は乗車日の1カ月前から前日の17:00までです。空席があれば予約なしで乗車できる場合もありますが、紅葉期、連休、週末は満席になる可能性があるため、事前予約が安心です。
札幌駅から定山渓車庫前・豊平峡温泉方面までの片道運賃は、通常1,700円、公式予約サイトで事前決済するネット割運賃は1,460円と案内されています。
2026年10月1日〜2027年3月31日は、一部便の増便が予定されています。訪問日によって便数が異なるため、記事内の時刻を固定情報として使わず、最新の時刻表をご確認ください。
予約時間に縛られたくない場合は通常の路線バス
札幌駅からは、じょうてつの通常路線バスでも定山渓温泉へ向かえます。所要時間は約80分です。
かっぱライナー号より時間はかかりますが、直行便の予約時刻が旅程に合わない場合や、札幌市内の途中停留所から乗車する場合に選択肢となります。
通常路線バスを利用する場合は、次の点を確認してください。
・乗車する停留所
・定山渓方面へ向かう系統番号
・宿や入浴施設に近い降車停留所
・帰りの最終便
・ICカードや現金などの支払い方法
札幌駅から日帰りする場合は、行きのバスだけでなく、定山渓温泉から札幌方面へ戻る便も先に確認してください。入浴後にバスを調べると、次の便まで長く待つ場合があります。
真駒内駅経由は札幌南部から向かう場合に便利
地下鉄南北線の真駒内駅から定山渓温泉までは、じょうてつの路線バスで約47分です。
札幌駅から向かう場合は、地下鉄南北線で真駒内駅まで約18分かかります。乗り換えと待ち時間を含めると、札幌駅から定山渓温泉までは約80〜100分を見込むと余裕があります。
真駒内駅経由は、次の旅行者に向いています。
・札幌駅ではなく大通、すすきの、中島公園周辺から出発する
・札幌市南部に滞在している
・かっぱライナー号の予約が取れなかった
・直行バスの発車時間が予定に合わない
大きなスーツケースを持っている場合は、地下鉄と路線バスの乗り換えが負担になることがあります。荷物が多い宿泊旅行では、札幌駅からの直行バスまたは宿泊施設の無料送迎バスも比較してください。
新千歳空港からは直行バスで約100〜110分
新千歳空港から定山渓温泉へは、北都交通の直行バスが運行されています。札幌駅や真駒内駅で乗り換える必要がなく、大きな荷物を持った宿泊旅行で利用しやすい方法です。
2026年7月時点の公式時刻表では、新千歳空港から定山渓温泉街まで約91〜110分です。温泉街には複数の停留所があり、停留所によって到着時刻が異なります。
片道運賃は次のとおりです。
・大人:3,000円
・小人:1,500円
支払いには現金のほか、クレジットカードのタッチ決済、PayPayなどが利用できます。
直行バスは便数が限られるため、飛行機の到着時刻と合わない場合があります。航空機の遅延、手荷物の受け取り、国内線・国際線ターミナル間の移動も考慮し、乗車時刻まで30〜60分程度の余裕を確保してください。
新千歳空港から車なら約90分
新千歳空港から定山渓温泉まで車で向かう場合は、通常約90分が目安です。北広島IC、国道36号、国道230号方面を通るルートが案内されています。
レンタカーは、定山渓温泉だけでなく、豊平峡ダム、札幌国際スキー場、洞爺湖方面などを巡る場合に便利です。一方、紅葉期や冬季は、道路混雑、積雪、凍結によって所要時間が延びます。
冬に運転する場合は、次の点を確認してください。
・冬用タイヤを装着しているか
・国道230号の道路状況
・降雪と視界
・宿泊施設の駐車場
・返却店舗までの所要時間
・飛行機出発前の給油と返却手続き
北海道の冬道に慣れていない場合は、空港直行バスや札幌駅経由の公共交通も検討してください。
車は札幌中心部から約50分
札幌中心部から定山渓温泉までは、道道18号と国道230号方面を通り、通常約50分です。
日帰り入浴だけでなく、定山渓ダムや豊平峡方面を回る場合は、車の方が移動時間を調整しやすくなります。ただし、温泉街中心部には宿泊者や施設利用者専用の駐車場も多く、無断駐車はできません。
温泉街を徒歩で散策する場合は、公共の「タイムズ定山渓観光駐車場」を利用します。日帰り温泉だけを利用する場合は、各施設が日帰り客へ駐車場を開放しているか確認してください。
紅葉期の週末や連休は、通常約50分の区間でも到着まで時間がかかる場合があります。ふる川や土日祝の定山渓ビューホテルなど、日帰り入浴の受付終了が14時台となる施設を利用する日は、札幌を午前中に出発すると予定を組みやすくなります。
バス停は施設名ではなく所在地から選ぶ
定山渓温泉街には複数のバス停があります。似た名称が多いため、「定山渓温泉で降りればよい」と考えず、利用施設の公式案内で最寄り停留所を確認してください。
特に確認したいのは次の3点です。
・往路で降りる停留所
・復路で乗る停留所
・宿の無料送迎バスとの集合場所
道路工事やイベントにより、温泉街への乗り入れや停留所の利用が一時的に変更される場合があります。
2026年6月1日〜8月5日は工事のため、かっぱライナー号の一部停留所が休止され、「白糸の滝」または「定山渓神社前」を利用する迂回運行が実施されています。2026年8月6日以降は通常運行へ戻る予定ですが、訪問当日の運行情報を確認してください。
定山渓温泉の駐車場|日帰り散策は公共駐車場を利用する
定山渓温泉へ車で日帰りする場合は、温泉街を歩くのか、日帰り入浴施設だけを利用するのかによって駐車場所を分けます。
温泉街の散策、足湯、飲食店、土産店を巡る場合は「タイムズ定山渓観光駐車場」が基本です。日帰り入浴だけが目的なら、利用施設が日帰り客向けに駐車場を用意しているか確認してください。
駐車場所の選び方早見表
| 利用目的 | 駐車場所 | 注意点 |
|---|---|---|
| 温泉街散策、足湯、買い物 | タイムズ定山渓観光駐車場 | 54台・有料・キャッシュレス決済のみ |
| ミリオーネの日帰り入浴 | タイムズ定山渓観光駐車場 | ホテル駐車場は宿泊者専用 |
| 鹿の湯、ふる川の日帰り入浴 | 各施設の駐車場 | 日帰り利用条件を当日に確認 |
| 湯の花定山渓殿、定山渓ビューホテル | 各施設の駐車場 | 繁忙期は誘導や利用条件を確認 |
| 豊平峡温泉 | 豊平峡温泉の施設駐車場 | 温泉街中心部とは離れている |
| 宿泊 | 宿泊施設の駐車場 | 台数、料金、車高制限を予約前に確認 |
施設内駐車場の有無は2026年7月時点の公式案内に基づきます。実際に日帰り客が利用できる区画や台数は変わる可能性があるため、来訪前に各施設へご確認ください。
タイムズ定山渓観光駐車場は54台・24時間500円
温泉街を徒歩で巡る場合は、定山渓温泉東4丁目にある「タイムズ定山渓観光駐車場」を利用します。2025年9月に開設された普通車向けの公共駐車場で、温泉街中心部に近い場所にあります。
主な利用条件は次のとおりです。
・所在地:札幌市南区定山渓温泉東4丁目
・営業時間:24時間
・収容台数:54台
・料金:駐車後24時間ごとに500円
・支払い:クレジットカード、QRコード決済、電子マネー
・利用車種:普通車のみ
・バス、バイク:駐車不可
現金は利用できません。入庫前に、クレジットカード、スマートフォン決済、電子マネーのいずれかを用意してください。
公共駐車場から主要スポットは徒歩3〜10分
公共駐車場から定山源泉公園までは約180m、徒歩約3分です。かっぱ家族の願掛け手湯までは約300m、二見吊橋までは約630mのため、駐車後は車を動かさずに温泉街の主要スポットを回れます。
散策の目安は次のとおりです。
・定山源泉公園:徒歩約3分
・願掛け手湯:徒歩約4〜6分
・二見公園:徒歩約5〜7分
・二見吊橋:徒歩約8〜12分
歩行時間は信号待ち、積雪、混雑を含まない目安です。足湯や写真撮影を含める場合は、駐車場からの往復を含めて60〜90分確保してください。
ミリオーネの日帰り客は公共駐車場を利用する
定山渓万世閣ホテルミリオーネの立体駐車場と屋外駐車場は、宿泊者専用です。日帰り入浴、ランチ、足湯などで利用する場合は、ホテル近隣の公共駐車場へ停めるよう公式サイトで案内されています。
タイムズ定山渓観光駐車場はミリオーネの隣にありますが、収容台数は54台です。満車の場合は利用できないため、日帰り入浴の最終受付時刻に余裕を持って到着してください。
入浴施設だけを利用するなら施設駐車場を確認する
鹿の湯、ぬくもりの宿ふる川、湯の花定山渓殿、定山渓ビューホテル、休日湯、豊平峡温泉は、定山渓観光協会の施設案内で施設内駐車場ありと掲載されています。
ただし、施設の駐車場は入浴中の利用を前提とするものです。入浴後に車を置いたまま、長時間温泉街を散策することは避けてください。散策や飲食店巡りも予定している場合は、最初から公共駐車場を利用すると駐車場所を移す必要がありません。
近隣施設への無断駐車と路上駐車はしない
定山源泉公園などの公式案内では、近隣施設の駐車場は各施設の利用者に限られ、無断駐車や路上駐車は禁止と明記されています。足湯や二見吊橋を短時間見るだけの場合も、公共駐車場を利用してください。
ホテル、旅館、飲食店の駐車場は、宿泊者や施設利用者のためのものです。「数分だけ」「店が開く前だから」という理由で停めると、営業や送迎車の妨げになる場合があります。
紅葉期とイベント日は公共交通も検討する
定山渓では、例年9月下旬〜10月中旬ごろに周辺の紅葉観光が行われ、期間限定の紅葉バスなども運行されます。見頃や運行期間は年によって変わるため、当年の公式情報を確認してください。
公共駐車場は54台のため、紅葉期の週末やイベント開催日は満車になる可能性があります。駐車場所を探して入浴の受付終了時刻に遅れないよう、次の対策を取ると安心です。
・午前中の到着を目標にする
・日帰り入浴の最終受付時刻を確認する
・札幌駅からの直行バスを利用する
・宿泊する場合は宿の無料送迎バスを確認する
・当日のイベント、交通規制、駐車場情報を確認する
温泉街散策が中心なら公共駐車場、入浴だけなら施設駐車場、紅葉期の週末は公共交通という基準で選ぶと、現地で駐車場所に迷いにくくなります。
定山渓温泉のベストシーズンと混雑回避

定山渓温泉は、新緑、渓谷散策、紅葉、雪見風呂と、季節によって旅行の目的が変わります。
初めて訪れる場合は、徒歩で温泉街を巡りやすい5〜9月、渓谷の紅葉を楽しめる10月、雪景色と温泉を組み合わせる積雪期が候補です。ただし、紅葉の見頃、積雪量、屋外施設の営業期間は年によって変わるため、旅行前に定山渓観光協会と札幌市の最新情報を確認してください。
季節別の楽しみ方早見表
| 季節 | 主な楽しみ | 滞在時間の目安 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 春 | 渓流鯉のぼり、春紅葉、足湯 | 3〜5時間 | 朝夕は冷えやすく、残雪がある場合もある |
| 夏 | 二見吊橋、渓谷散策、夏灯路、アクティビティ | 3〜6時間 | 雨天、虫、ヒグマ情報を確認 |
| 秋 | 紅葉、五大紅葉、ダム・温泉街散策 | 5〜7時間または1泊 | 国道230号と駐車場が混雑しやすい |
| 冬 | 雪見風呂、雪景色、スキー、スノーシュー | 半日〜1泊 | 積雪、路面凍結、バス遅延に注意 |
屋外散策を中心にするなら春〜秋、温泉宿での滞在を中心にするなら冬も選びやすい季節です。
春は鯉のぼりと淡い新緑を楽しむ

定山渓の春は、雪解けが進む4月から新緑が広がる5月にかけて景色が変化します。
春の風物詩「定山渓温泉渓流鯉のぼり」では、約400匹の鯉のぼりが温泉街の上空を泳ぎます。2026年で40年目を迎え、4月の残雪、5月上旬の桜、5月中旬の新緑とともに楽しめるイベントとして案内されています。
5月中旬には、芽吹いたばかりの木々が黄色、ピンク、淡いオレンジに見える「春紅葉」が、例年1週間程度見られます。秋の紅葉とは異なる、淡い色合いの渓谷を歩きたい人に向いています。
春でも朝夕は気温が下がる場合があります。温泉街散策では、薄手の上着を1枚用意し、残雪や濡れた路面でも歩きやすい靴を選んでください。
夏は二見吊橋と夜の温泉街を組み合わせる
夏は、二見吊橋、二見定山の道、足湯など、屋外の散策を組み合わせやすい季節です。二見定山の道周辺では、6〜7月ごろに見頃を迎える植物を含め、季節によって約200種類の山野草が見られると案内されています。
2026年の「夏灯路」は6月1日〜10月31日に開催されます。開催時間は6〜8月が19:00〜21:30、9〜10月が18:00〜21:30で、最終入場は21:15です。温泉街の灯りは自由に見学できますが、定山渓神社会場の夜間拝観は原則として宿泊者限定で、宿から配布される入場券が必要です。
夏灯路まで見る場合は、日帰りより宿泊の方が時間を組みやすくなります。日帰りでは帰りのバス時刻と入浴施設の最終受付が重なる可能性があるため、夜まで滞在する場合は先に交通手段を確保してください。
荒天時はイベントが中止されることがあります。雨天では足元が滑りやすくなるため、当日の開催情報と天候を公式サイトや公式SNSで確認しましょう。
秋の紅葉は10月上旬〜中旬を目安にする

定山渓温泉街の紅葉は、例年10月中旬ごろがピークの目安です。札幌国際スキー場周辺では、10月上旬〜中旬が目安として案内されています。気温や天候によって進み方が変わるため、旅行日の1週間前と前日に最新の紅葉状況を確認してください。
温泉街では、次の場所を歩いて紅葉を楽しめます。
・月見橋周辺
・定山源泉公園
・二見公園
・二見吊橋
・二見定山の道
・岩戸観音堂周辺
温泉街だけなら60〜120分、定山渓ダムや豊平峡方面まで巡るなら5〜7時間を確保すると、入浴と散策を組み合わせやすくなります。
紅葉期には、定山渓観光案内所を起点として、複数の紅葉エリアへ向かうバスが運行される年があります。運行期間、料金、予約方法は年度ごとに異なるため、その年の「五大紅葉」案内を確認してください。
紅葉期は午前10時までの到着を目標にする
紅葉のピーク時には、札幌方面と定山渓を結ぶ国道230号で渋滞が発生すると定山渓観光協会が案内しています。
公共駐車場「タイムズ定山渓観光駐車場」は54台のため、紅葉期の週末や連休には満車となる可能性があります。混雑回避の実務上の目安として、車の場合は午前10時までの到着を目標にすると、午後から到着するより入浴・散策時間を確保しやすくなります。
紅葉期の日帰りでは、次の順番で予定を組むと崩れにくくなります。
・午前中に定山渓へ到着する
・公共駐車場へ車を停める
・二見吊橋や温泉街を先に散策する
・11〜12時台に昼食を取る
・最終受付を確認して日帰り入浴する
・15〜16時台を目安に札幌方面へ戻る
札幌駅から公共交通を利用する場合も、往路だけでなく復路の便を先に確認してください。紅葉期は道路混雑によってバスが遅れる可能性があるため、夕食予約、空港移動、列車への乗り継ぎを直後に入れない方が安心です。
冬は雪見風呂と宿泊を中心にする

冬の定山渓では、雪に包まれた温泉街、渓谷、露天風呂を楽しめます。屋外散策を詰め込むより、温泉宿への宿泊、雪見風呂、館内での食事を中心にすると、天候による予定変更を減らせます。
札幌市は、定山渓温泉東1丁目で降雪量と積雪深を観測し、冬季は毎日10時ごろに情報を更新しています。観測地点と訪問先では積雪状況が異なる場合がありますが、出発前の目安として利用できます。
冬季に車で訪れる場合は、冬用タイヤを前提とし、急な降雪、圧雪、凍結に備えてください。札幌市南区では、勾配のある道路で車両がスリップして立ち往生する事例が多いとして、天候と路面状況の確認、必要に応じたチェーン装着や迂回を呼びかけています。
北海道の雪道運転に慣れていない場合は、札幌駅からのバスや宿泊施設の送迎バスを利用する方が移動の負担を抑えられます。
雪灯路は次回の開催形式を公式確認する

定山渓の冬イベント「雪灯路」は、例年1月末〜2月初旬の雪深い時期に、スノーキャンドルを使った催しとして開催されてきました。
従来形式の雪灯路は、2026年1月27日〜2月3日の「雪灯路2026 FINAL」で一区切りとなりました。今後はイベントの刷新が予定されているため、2027年以降の旅行では、過去の開催日を参考にせず、定山渓観光協会の最新イベント情報を確認してください。
冬の夜間イベントへ参加する場合は、防寒着、防水性のある靴、手袋を用意し、帰りの送迎・バス時刻まで含めて計画しましょう。
自然散策前はヒグマ出没情報を確認する
定山渓温泉街は市街地だけでなく、豊平峡、林道、自然散策路など山林に近い場所を含みます。2026年にも定山渓や豊平峡周辺でヒグマの目撃情報が札幌市へ寄せられています。
二見吊橋周辺の短い温泉街散策と、林道・山道を歩く自然散策は分けて考えてください。自然散策へ出る場合は、当日の札幌市ヒグマ出没情報を確認し、出没情報や通行規制がある場所へは入らないようにします。
山林では次の点を守りましょう。
・早朝や夕方に単独で奥へ入らない
・食べ物やごみを残さない
・周囲の音が聞こえない大音量でイヤホンを使わない
・ヒグマの目撃情報や痕跡がある場所へ近づかない
・遭遇しても走らず、騒がず、様子を見ながらゆっくり離れる
定山渓観光協会の安全案内でも、遭遇した場合は騒がず、静かにゆっくり離れるよう案内されています。
旅行前に確認する5項目
定山渓旅行の前日と当日は、次の5点を確認してください。
・日帰り入浴施設の営業状況と最終受付
・紅葉、積雪、降雪などの季節情報
・国道230号と周辺道路の通行状況
・バスの運行情報と帰りの時刻
・自然散策をする場合のヒグマ出没情報
春と夏は屋外散策、秋は紅葉、冬は雪見風呂と宿泊を中心にすると、季節に合った定山渓温泉の楽しみ方を選びやすくなります。
まとめ|日帰りは3〜5時間、温泉地を満喫するなら1泊
定山渓温泉は、札幌中心部から車で約50〜60分、札幌駅から直行バスで約60分で訪れられる温泉地です。札幌観光に温泉を加えたい場合は日帰り、渓谷の朝夕、宿の食事、夜と朝の入浴まで楽しみたい場合は1泊が向いています。
旅行時間の目安は次のとおりです。
・温泉へ入るだけ:現地1時間30分〜2時間
・温泉街散策と入浴:現地3〜4時間
・昼食、二見吊橋、入浴:現地4〜5時間
・定山渓ダムや豊平峡方面を追加:現地5〜7時間
・夕食、朝食、複数回の入浴まで楽しむ:1泊
日帰り温泉は、料金だけでなく最終受付時刻、タオル、駐車場、子どもの利用条件を比較してください。ふる川や土日祝の定山渓ビューホテルなど、日帰り受付が14時台に終了する施設もあります。出発当日に公式サイトを確認し、第一候補と第二候補を決めておくと安心です。
温泉街の散策は、定山源泉公園から二見吊橋を往復する60〜90分のルートが初めての旅行に向いています。足湯、手湯、岩戸観音堂まで巡る場合は、約120分を見込んでください。
車で温泉街を歩く場合は、54台分のタイムズ定山渓観光駐車場を利用します。入浴施設だけを利用する場合は、各施設の日帰り客向け駐車条件を確認しましょう。紅葉期の週末や連休は駐車場と国道230号が混みやすいため、午前中の到着または札幌駅からのバス利用を検討してください。
春は鯉のぼりと新緑、夏は二見吊橋や夜のイベント、秋は渓谷の紅葉、冬は雪見風呂が主な楽しみです。冬は札幌市街地と道路状況が異なる場合があるため、積雪、路面凍結、バスの運行状況を確認してから出発しましょう。
定山渓温泉とあわせて読みたい北海道の記事
定山渓へ日帰りする場合は、札幌市街地へ戻って夕食を楽しむ行程も組みやすくなります。札幌発祥の経緯や基本的な食べ方は、スープカレーの記事で紹介しています。
定山渓から国道230号方面の旅行を続ける場合は、洞爺湖温泉の日帰り入浴・宿泊ガイドも比較してください。定山渓は札幌観光と組み合わせやすく、洞爺湖温泉は湖畔観光や有珠山周辺まで含めて滞在しやすい温泉地です。
定山渓周辺は、札幌中心部と天候や積雪状況が異なる場合があります。冬の道路状況や山側の視界を確認する際は、札幌国際スキー場ライブカメラも出発前の参考にしてください。ライブ映像だけで安全を判断せず、気象情報、道路情報、バスの運行案内とあわせて確認しましょう。
定山渓温泉は、札幌から近いことだけでなく、温泉、渓谷散策、食事、季節の風景を短い移動で組み合わせられることが魅力です。日帰りでは利用施設の受付時刻を軸に3〜5時間、宿泊では朝夕の渓谷と館内滞在を軸に予定を組むと、時間に追われにくい旅行になります。
参考情報一覧
本記事の料金・営業時間・交通情報は、2026年7月24日時点で確認した内容です。日帰り入浴の休止、貸切営業、季節料金、イベント日程、バスの運行内容は変更される場合があります。旅行前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。
定山渓温泉の基本情報・泉質・歴史
・定山渓観光協会「定山渓について」
定山渓温泉の概要、歴史、季節、観光案内の確認に使用。
・定山渓観光協会「定山渓温泉の泉質」
泉質、源泉数、湧出量、源泉温度の確認に使用。
・札幌観光協会「定山渓温泉街」
札幌市街地との位置関係、温泉街、散策スポット、歴史の確認に使用。
・北海道公式観光サイト HOKKAIDO LOVE!「定山渓温泉」
北海道を代表する温泉地としての概要、所在地、渓谷景観の確認に使用。
日帰り入浴施設
・定山渓観光協会「日帰り湯施設一覧」
日帰り入浴施設の料金、営業時間、タオル、駐車場、最終受付の総合確認に使用。
・湯の花定山渓殿
入浴料金、営業時間、タオル、施設駐車場の確認に使用。
・定山渓 鹿の湯
日帰り入浴時間、料金、タオル、露天風呂、サウナの確認に使用。
・定山渓万世閣ホテルミリオーネ
日帰り入浴料金、最終受付、食事付き利用の確認に使用。
・ぬくもりの宿 ふる川
日帰り入浴時間、料金、タオル、最寄りバス停の確認に使用。
・定山渓ビューホテル
平日・土日祝の料金、利用時間、プールとのセット条件の確認に使用。
・休日ビルヂング・休日湯
休日券、時間帯別プラン、利用年齢、ラウンジ利用条件の確認に使用。
・豊平峡温泉
営業時間、最終受付、タオル料金、館内飲食の確認に使用。
・章月グランドホテル
食事付き日帰りプラン、利用時間、予約条件の確認に使用。
・定山渓鶴雅リゾートスパ 森の謌
ランチビュッフェと日帰り入浴のセット条件の確認に使用。
・グランドブリッセンホテル定山渓
食事、入浴、エステを含む滞在型プランの確認に使用。
温泉街散策・足湯・観光スポット
・定山源泉公園
公園の由来、所在地、足湯、おんたまの湯の確認に使用。
・定山源泉公園・日帰り湯案内
足湯の利用時間と温泉たまご体験の確認に使用。
・二見公園
かっぱ大王像、二見吊橋までの距離、周辺散策の確認に使用。
・二見吊橋
豊平川の渓谷、二見岩、かっぱ淵、散策路への接続の確認に使用。
・二見定山の道
散策ルート、赤岩の澗、冬季通行条件の確認に使用。
・四季のせせらぎ「二見の足湯」
営業時間、定員、タオル、駐車場、バリアフリー対応の確認に使用。
・定山渓観光案内所
温泉街の案内、宿泊・日帰り温泉・季節情報の現地確認先として掲載。
駐車場
・タイムズ定山渓観光駐車場
所在地、主要スポットまでの距離の確認に使用。
・定山渓観光協会「タイムズ定山渓観光駐車場の案内」
営業時間、収容台数、料金、キャッシュレス決済、利用車種の確認に使用。
グルメ・お土産
・大黒屋商店
創業年、温泉まんじゅう、営業時間、定休日の確認に使用。
・定山渓物産館
土産、湯の里まんじゅう、温泉たまご用の卵、営業時間の確認に使用。
・喫茶&軽食フランセ
軽食メニュー、営業時間、テイクアウトの確認に使用。
・埜のてらす
レストラン営業時間、定休日、駐車場の確認に使用。
宿泊施設
・定山渓観光協会「宿泊施設一覧」
定山渓温泉の宿泊施設全体の確認に使用。
・定山渓ビューホテル公式サイト
屋内温水プール、大浴場、食事、宿泊者向け送迎の確認に使用。
・定山渓 鹿の湯公式サイト
温泉、サウナ、客室、交通アクセスの確認に使用。
・ぬくもりの宿 ふる川公式サイト
客室、浴場、貸切風呂、駐車場、無料送迎バスの確認に使用。
札幌・新千歳空港からのアクセス
・定山渓観光協会「交通アクセス」
札幌中心部、真駒内駅、新千歳空港からの所要時間の確認に使用。
・じょうてつバス「定山渓温泉かっぱライナー号」
札幌駅からの所要時間、停留所、予約方法、運賃、運行情報の確認に使用。
・じょうてつバス公式サイト
通常路線バス、運行情報、バスパックの確認に使用。
・北都交通「新千歳空港・定山渓温泉直行バス」
新千歳空港からの所要時間、運賃、停留所、支払い方法の確認に使用。
季節・イベント・混雑情報
・定山渓観光協会「定山渓の四季」
春夏秋冬の景観と季節ごとの楽しみ方の確認に使用。
・定山渓温泉渓流鯉のぼり
2026年の開催内容、約400匹の鯉のぼり、春紅葉の確認に使用。
・夏灯路
2026年の開催期間、時間、観覧条件、荒天時の対応の確認に使用。
・定山渓観光協会「秋の定山渓」
温泉街、豊平峡、定山渓ダム周辺の紅葉情報の確認に使用。
・定山渓観光協会「イベント情報」
鯉のぼり、夏灯路、冬季イベントなどの最新情報確認先として掲載。
冬道・積雪・自然散策の安全情報
・札幌市「南区・定山渓の降雪量・積雪深」
定山渓周辺の降雪量と積雪深の確認先として使用。
・札幌市「札幌市内の累計降雪量・積雪深」
札幌市内各地点と定山渓の積雪状況を比較する確認先として使用。
・札幌市「南区ヒグマ出没情報」
定山渓、豊平峡、南区内のヒグマ出没情報の確認先として使用。
・札幌市「札幌市ヒグマ出没情報」
自然散策前の最新出没情報と地図の確認先として使用。


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