岡山県美作市の湯郷温泉は、湯原温泉・奥津温泉と並ぶ「美作三湯」のひとつです。約1,200年の歴史を持つ温泉地ですが、魅力は宿泊だけではありません。温泉街には日帰り入浴できる温泉施設が7カ所あり、無料の足湯や街歩きも組み合わせられるため、半日の立ち寄りから1泊旅行まで計画できます。
湯郷温泉は、約1,200年の歴史を持つ美作三湯のひとつ。別名「鷺の湯」と呼ばれる岡山県美作市の温泉地です。
- 日帰り入浴できる温泉施設:7施設
- 日帰り入浴料:大人 500〜1,500円
- 無料足湯:1カ所
※料金・営業時間は2026年8月31日時点。宿泊状況や繁忙期などで変更される場合があるため、来訪前に各施設の公式情報をご確認ください。
この記事では、日帰り温泉7施設の料金・営業時間から、家族風呂、宿3軒、温泉街散策、アクセス、駐車場まで、湯郷温泉旅行を実際に組み立てられるよう順番に紹介します。
湯郷温泉とは|美作三湯のひとつ「鷺の湯」
湯郷温泉は、岡山県北東部の美作市中心部にある温泉地です。湯原温泉、奥津温泉とともに「美作三湯」と呼ばれ、中国自動車道の美作ICからは車で約10分。温泉街には旅館やホテルのほか、日帰り温泉の湯郷鷺温泉館、無料足湯などがまとまっています。
規模の大きな温泉地を車で次々と移動するというより、湯郷温泉は温泉を中心に足湯や街歩きを組み合わせやすい温泉街です。日帰りなら入浴と散策、宿泊なら夕方から翌朝まで温泉街でゆっくり過ごす、といった旅程を組みやすいのが特徴です。
約1,200年前の白鷺伝説
湯郷温泉には、平安時代に慈覚大師円仁が西国巡礼の途中、1羽の白鷺が湯に足をつけて傷を癒している姿を見て温泉を発見した、という伝説が残っています。この白鷺の伝説から、湯郷温泉は古くから「鷺の湯」の別名でも親しまれてきました。
現在も温泉街の中心には、湯郷温泉の元湯である「湯郷鷺温泉館」があり、日帰り入浴ができます。隣接する療養湯は、明治時代以来、湯治場として利用されてきた施設です。

泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉
湯郷温泉の泉質は、湯郷温泉旅館協同組合の公式案内ではナトリウム・カルシウム塩化物泉とされています。美作市では、さらに「窒素ガスを含んだ微弱アルカリ性ナトリウム・カルシウム塩化物泉」と案内しています。
美作市の案内によると、湧出温度は約40〜43℃、湧出量は1分間に約450L。湯は無色透明です。肌については、美作市や湯郷温泉の公式サイトで「美人の湯」「美肌効果も期待できる温泉」などと紹介されていますが、感じ方には個人差があります。
湯郷温泉を初めて訪れる場合は、まず元湯の湯郷鷺温泉館を基準に考えると選びやすくなります。一方、旅館やホテルでも日帰り入浴を受け付けており、料金は大人500〜1,500円と幅があります。次の章では、日帰りで利用できる7施設を料金・営業時間・露天風呂・駐車場などで比較します。
湯郷温泉の日帰り温泉7施設|料金・営業時間を比較
湯郷温泉では、共同浴場の湯郷鷺温泉館・療養湯に加え、ホテルや旅館でも日帰り入浴を受け付けています。2026年8月31日時点で確認できる主な日帰り入浴施設は7カ所で、大人料金は500〜1,500円です。
朝から入りたいなら湯郷鷺温泉館、料金を抑えたいならリゾートイン湯郷、タオルを持参せず利用したいならホテル湯の杜、貸切風呂を利用したいなら湯郷鷺温泉館や花の宿 にしき園など、目的によって選び分けられます。
日帰り温泉7施設の料金・営業時間早見表
| 施設名 | 大人料金 | 日帰り入浴時間 | 最終受付 | タオル | 露天風呂 | 駐車場 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 湯郷鷺温泉館 | 960円 | 8:00〜21:00 | 20:20 | 要確認 | あり | 普通車150台 | 第2水曜休、8月は第1水曜 |
| 湯郷鷺温泉館・療養湯 | 800円 | 9:00〜20:00 | 19:30 | 要確認 | ― | 普通車150台 | 水曜休、石けん・シャンプー使用不可 |
| ホテル湯の杜 | 1,500円 | 15:00〜21:00 | 要確認 | バスタオル・フェイスタオル付き | あり | 普通車80台 | 大型連休・お盆・年末年始は要確認 |
| 花の宿 にしき園 | 1,000円 | 15:00〜21:30 | 要確認 | 付属なし・販売あり | 貸切露天風呂あり | 約30台 | 入浴のみは現金払い、利用できない日あり |
| リゾートイン湯郷 | 500円 | 12:00〜22:00 | 要確認 | 要確認 | 要確認 | 約30〜40台 | 営業時間は来訪前確認推奨 |
| 和モダンな宿 かつらぎ | 800円 | 17:00〜22:00、日曜15:00〜22:00 | 要確認 | 要確認 | あり | 普通車20台 | 土曜・祝日など休止日あり |
| やさしさの宿 竹亭 | 1,000円 | 15:00〜18:00 | 要確認 | 要確認 | あり | 約50台 | 不定休・日帰り利用は事前確認推奨 |
※料金・営業時間・設備は2026年8月31日時点。旅館・ホテルの日帰り入浴は宿泊状況や繁忙期などで休止・変更される場合があります。来訪前に各施設の公式情報または電話でご確認ください。
※花の宿 にしき園の施設公式サイトでは外来入浴を15:00〜21:30と案内しています。

湯郷鷺温泉館|朝8時から利用できる元湯
初めて湯郷温泉へ行くなら、まず候補にしやすいのが温泉街中心部にある湯郷鷺温泉館です。大浴場は8:00〜21:00、最終受付は20:20なので、午前中からの日帰り旅行にも、観光後の入浴にも利用しやすくなっています。
大浴場にはヒノキを使った「動の湯」と石造りの「静の湯」があり、サウナや寝湯なども備えています。男女の浴場は入れ替え制のため、利用日にどちらへ入れるかは現地で確認するとよいでしょう。
大人料金は960円、3歳〜小学生は500円。中国自動車道の美作ICから車で約10分で、普通車150台分の駐車場があるため、車での日帰り旅行にも使いやすい施設です。
なお、湯郷温泉の日帰り入浴特集には旧料金とみられる800円の表記も残っています。この記事では個別施設ページに掲載されている960円を2026年8月時点の料金として採用していますが、料金改定の可能性があるため来訪前に公式情報をご確認ください。

湯郷鷺温泉館・療養湯|源泉かけ流しの湯治場
湯郷鷺温泉館に隣接する療養湯は、明治時代以来、湯治場として親しまれてきた施設です。大浴場は9:00〜20:00、最終受付19:30で、大人800円、子ども500円です。
一般的な観光向け温泉施設とは性格が異なり、源泉かけ流しの湯をシンプルに楽しむ施設です。浴場では石けんやシャンプーを使用できないため、髪や体を洗うことを目的にする場合は湯郷鷺温泉館など別の施設を選んだ方が利用しやすいでしょう。
休業日は水曜日。湯郷鷺温泉館と同じエリアにあり、普通車150台分の駐車場を利用できます。

ホテル湯の杜|タオル付きで利用しやすい
荷物を増やさず日帰り温泉を利用したいなら、ホテル湯の杜が選択肢になります。
日帰り入浴は15:00〜21:00で、大人1,500円、2歳以上の子ども700円、2歳未満は無料です。料金にはバスタオルとフェイスタオルが含まれているため、タオルを用意せず立ち寄れます。
大浴場に加えて庭園露天風呂があり、温泉そのものをゆっくり楽しみたい人に向いています。ただし、ゴールデンウィークなどの大型連休、お盆、年末年始は日帰り利用条件が変わる可能性があるため、事前確認が必要です。
花の宿 にしき園|貸切露天風呂も選べる
花の宿 にしき園では、大浴場の日帰り入浴に加えて、予約制の貸切露天風呂を利用できます。
外来入浴は大人1,000円、小学生700円、幼児500円。施設公式サイトでは利用時間を15:00〜21:30と案内しており、日帰り入浴にはタオルが付かないため、持参するか館内で購入します。支払いは現金のみです。
貸切露天風呂は「花の湯」と「風の湯」があり、外来利用の場合は45分3,000円/2名、追加1名500円。予約制なので、夫婦やカップル、家族で利用する場合は事前に時間を確保しておくと安心です。
宿泊状況などによって外来入浴を利用できない日があるため、来訪前に電話または公式情報で営業状況を確認してください。
リゾートイン湯郷|大人500円の日帰り湯
料金を抑えて入浴したい場合は、リゾートイン湯郷が候補になります。
美作市の公式観光案内では、大人500円、子ども300円、3歳以下無料。日帰り入浴時間は12:00〜22:00と案内されています。
7施設の中では大人料金が最も低く、家族で利用すると料金差も大きくなります。駐車場も用意されているため、車で温泉だけ立ち寄りたい場合にも選択肢になります。
一方、同じ美作市公式サイト内でもサウナ案内では15:00〜21:45という時間が掲載されています。営業条件が変更されている可能性があるため、利用当日は施設へ最新の入浴時間を確認してから向かうのが確実です。
和モダンな宿 かつらぎ|夕方からの日帰り入浴
温泉だけでなくサウナも利用したいなら、和モダンな宿 かつらぎがあります。
美作市公式観光サイトでは、日帰り入浴料は中学生以上800円、3歳〜小学生500円。利用時間は通常17:00〜22:00で、日曜日のみ15:00から利用できます。土曜日と祝日は日帰り入浴を休止し、月曜日が祝日の場合も休みと案内されています。
大浴場には露天風呂のほかサウナもあり、温泉街を散策した後、夕方から入浴したい場合に組み込みやすい施設です。
ただし宿泊者向けの浴場利用時間と日帰り利用時間は異なるため、予約サイトなどの宿泊情報だけで判断せず、日帰り利用条件を来訪前に確認してください。
やさしさの宿 竹亭|高台の大浴場と露天風呂
やさしさの宿 竹亭は温泉街の高台にあり、大浴場から湯郷の山並みや温泉街を眺められるのが特徴です。竹林を望む露天風呂もあります。
日帰り入浴は15:00〜18:00、大人1,000円、3歳〜小学生500円。7施設の中では利用できる時間帯が比較的短いため、竹亭を目的にする場合は先に入浴時間を決めてから観光や昼食を組み合わせる方が安心です。
食事付きの日帰りプランもあり、公式サイトでは昼11:00〜14:30、夜17:00〜21:00で案内されています。食事付きプランでは入浴料とタオル・バスタオルのレンタルが含まれます。
家族風呂・貸切風呂を利用するなら
周囲を気にせず家族や夫婦で温泉を利用したい場合は、湯郷鷺温泉館、花の宿 にしき園、和モダンな宿 かつらぎ、竹亭などに貸切風呂の選択肢があります。
代表的な料金を比較すると次のとおりです。
| 施設 | 貸切風呂料金 | 利用時間 | 予約・条件 |
|---|---|---|---|
| 湯郷鷺温泉館 | 4,800円 | 1時間 | 家族風呂、最終受付19:45 |
| 湯郷鷺温泉館 | 5,800円 | 1時間 | 露天風呂付き家族風呂 |
| 花の宿 にしき園 | 3,000円/2名 | 45分 | 予約制、追加1名500円 |
| 和モダンな宿 かつらぎ | 料金・条件は要確認 | 要確認 | 貸切露天風呂「月の湯」 |
| やさしさの宿 竹亭 | 2,750円/1グループ | 45分 | 食事利用者向け料金 |
※2026年8月31日時点。
湯郷鷺温泉館は入浴だけを目的に家族風呂を利用しやすいのが利点です。花の宿 にしき園は2名から貸切露天風呂を予約できるため、夫婦やカップルにも組み込みやすくなっています。竹亭は食事付きの日帰りプランと貸切風呂を組み合わせたい場合に向いています。
貸切風呂は空き状況の影響を受けやすいため、当日現地で決めるより、利用したい施設と時間をあらかじめ決めて予約・確認しておく方が安心です。

日帰り温泉だけで2〜3施設を回るより、湯郷温泉では1施設で入浴し、残りの時間を足湯や温泉街散策に使うと旅程に余裕ができます。次の章では、無料の「ふれあいの湯」や、湯郷温泉てつどう模型館&レトロおもちゃ館など、徒歩で組み合わせやすいスポットを紹介します。
無料足湯と湯郷温泉街を散策
湯郷温泉は、日帰り入浴だけで帰るよりも、足湯・レトロスポット・カフェなどを徒歩で組み合わせると温泉街らしさを楽しみやすくなります。
美作市公式の「湯郷温泉まち歩き<日帰り編>」も主な移動手段を徒歩とし、体験・カフェ・日帰り温泉などを巡る約6時間のコースを紹介しています。すべて回る必要はなく、日帰りなら昼食+街歩き60〜90分+日帰り温泉程度に絞ると、時間に余裕を持たせやすいでしょう。
ふれあいの湯|無料で利用できる足湯
温泉街散策の途中で立ち寄りやすいのが、無料の足湯「ふれあいの湯」です。
美作地方に伝わる巨人「三歩(さんぶ)太郎」の足形をモチーフにした足湯で、湯温は約38℃。料金は無料なので、日帰り温泉へ入る前後の休憩にも利用できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 無料 |
| 利用時間 | 10:00〜19:00 |
| 11〜2月 | 10:00〜18:00 |
| 休業日 | なし |
| 湯温 | 約38℃ |
| 駐車場 | 普通車3台 |
| 林野駅から | バス約10分+徒歩約3分 |
※2026年8月31日時点。営業時間などは変更される場合があるため、来訪前に公式情報をご確認ください。
専用駐車場は3台と多くないため、温泉街を何カ所か歩く場合は、後述する市営駐車場などに車を置いて徒歩で回る方法が便利です。

湯郷温泉てつどう模型館&レトロおもちゃ館
子ども連れや鉄道・昭和レトロが好きな人なら、湯郷温泉てつどう模型館&レトロおもちゃ館を街歩きに加えることができます。
館内にはNゲージの鉄道模型ジオラマをはじめ、ミニカー、フィギュア、ゲームなど、昭和の時代から集められた約5万点のミニチュア玩具「水島コレクション」が展示されています。貸しプラレールで実際に電車を走らせて遊べるため、大人だけでなく子どもを含む旅行にも組み込みやすい施設です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 営業時間 | 9:30〜17:00 |
| 大人(中学生以上) | 400円 |
| 小学生 | 150円 |
| 小学生未満 | 無料 |
| 休館日 | 水曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 |
| 駐車場 | あり |
| 美作ICから | 車約10分 |
| 林野駅から | バス約5分+徒歩約5分 |
※2026年8月31日時点。
入館時間を考えると、午前から午後早めに街歩きをする場合に向いています。たとえば、
昼食 → てつどう模型館 → 足湯 → 日帰り温泉
という順番なら、最後に温泉へ入ってから帰路につけます。

からくり時計は8時〜21時の毎正時
温泉街の短時間散策なら、からくり時計も立ち寄り候補です。
高さ7.9m、幅4.3mの時計で、美作地方に伝わる巨人「さんぶ太郎」の伝説をモチーフにしています。午前8時から午後9時までの毎時0分に約4分間動くため、時間を合わせれば長時間待たずに見られます。
料金はかからず、専用駐車場はありません。公式案内では湯郷温泉観光案内所前の駐車場を利用するよう案内されています。
日帰り旅行であれば、からくり時計だけを目的に時間を空けるというより、足湯や昼食の時間を毎正時に合わせて立ち寄ると効率的です。

温泉・ランチ・街歩きを組み合わせる
湯郷温泉を日帰りで訪れる場合、観光地を何カ所も車で巡るより、温泉街の中で食事・散策・入浴をまとめると移動時間を抑えられます。
美作市公式の日帰り街歩きコースでは、温泉街の公園、博物館、カフェ、陶芸施設、湯郷鷺温泉館などを徒歩で巡り、全体で約6時間としています。
すべて回る場合は半日以上必要ですが、初めてなら次のように3〜4項目程度に絞ると実行しやすくなります。
短時間|約2〜3時間
昼食
→ 温泉街を30〜45分散策
→ 湯郷鷺温泉館などで入浴
標準|約4〜5時間
昼食
→ てつどう模型館&レトロおもちゃ館
→ ふれあいの湯
→ からくり時計
→ 日帰り温泉
じっくり|約6時間
カフェ・昼食
→ 温泉街の博物館や体験施設
→ 足湯・街歩き
→ 日帰り温泉
公式モデルコースも所要約6時間としているため、夕方までの日帰りなら「街歩き+温泉」で十分な滞在時間になります。
逆に、周辺観光地まで同じ日に何カ所も回る場合は、温泉街で使える時間が短くなります。湯郷温泉そのものを楽しみたいなら、観光スポットを増やしすぎず、最後に60〜90分程度の入浴時間を残しておくと旅程に余裕ができます。
宿泊する場合は、夕方以降の街歩きや翌朝の温泉も組み合わせられます。次の章では、湯郷温泉に1泊する場合に選びやすい宿を、温泉・料理・過ごし方の違いから3軒比較します。
湯郷温泉に泊まるなら|宿3軒を目的別に比較
湯郷温泉で1泊するなら、宿泊料金だけでなく、温泉を重視するか、料理と館内滞在を楽しむか、温泉街の眺望や散策を重視するかで宿を選ぶと決めやすくなります。
ここでは、特徴が重なりすぎない3軒として「季譜の里」「ホテル湯の杜」「やさしさの宿 竹亭」を比較します。宿泊料金は日付・人数・客室・食事プランによって変動するため、固定料金では比較せず、それぞれの向いている旅行スタイルを整理します。
| 宿名 | 向いている人 | 温泉の特徴 | 駐車場 | 送迎 |
|---|---|---|---|---|
| 季譜の里 | 料理・館内でゆっくり過ごしたい | 大浴場・庭園露天風呂・貸切露天風呂 | 普通車40台・無料 | JR林野駅、美作ICなどから要予約 |
| ホテル湯の杜 | 広い大浴場・露天風呂を重視 | 大浴場・庭園露天風呂 | 普通車80台 | JR林野駅、美作ICなどから要予約 |
| やさしさの宿 竹亭 | 高台の眺望・温泉街滞在を楽しみたい | 展望大浴場・竹林を望む露天風呂 | 約50台 | JR林野駅から要予約 |
※施設情報は2026年8月31日時点。宿泊プラン、送迎条件などは変更される場合があるため、予約前に各宿の公式情報をご確認ください。

季譜の里|料理と館内滞在を楽しむ
温泉だけでなく、夕食や館内で過ごす時間まで重視したい場合は季譜の里が候補になります。
館内は畳敷きを基調とし、季節の花を各所に飾っているのが特徴です。料理は岡山の山・里の食材に加え、瀬戸内海や日本海から届く旬の魚介などを組み合わせた会席料理を用意しています。
温泉には男女別の大浴場と庭園を望む露天風呂があり、宿泊者は15:00〜24:00と翌朝5:00〜10:00に大浴場を利用できます。45分2,750円の貸切露天風呂もあるため、家族や夫婦で入浴時間を分けたい場合にも選択肢があります。
JR林野駅からは予約制の無料送迎を利用できるほか、美作IC、宇野バス「湯郷温泉上」などからも送迎に対応しています。普通車40台分の無料駐車場があるため、車でも公共交通でも利用しやすい宿です。
「観光スポットをたくさん回るより、早めにチェックインして温泉・料理・館内滞在を楽しみたい」という1泊旅行に向いています。
ホテル湯の杜|大浴場・庭園露天風呂を重視
温泉設備の広さを重視するなら、ホテル湯の杜が候補です。
公式サイトでは大浴場を県内最大級と案内しており、「大景」と「朝景」の2つの大浴場を朝夕で男女入れ替えにしています。内風呂だけでなく石湯、陶器風呂、寝湯などの露天風呂があり、さらに庭園露天風呂「四季の湯」も備えています。
宿泊者の大浴場利用時間は15:00〜24:00、翌朝5:30〜9:30、庭園露天風呂は15:00〜22:00、翌朝6:00〜9:00です。夕食前・夜・翌朝と時間を分けて温泉を利用しやすいのが特徴です。
料理では奈義和牛や瀬戸内海の魚介など、岡山県内の食材を取り入れています。客室は一般的な和室・和モダンタイプだけでなく、「はなれ観月亭」などの露天風呂付き客室もあります。ただし、はなれ観月亭の客室露天風呂は温泉ではないと公式サイトに明記されているため、「客室でも湯郷温泉に入りたい」という場合は予約する部屋の浴槽条件まで確認しておきましょう。
普通車80台・大型車8台の駐車場があり、JR林野駅や高速バス美作インターなどからは予約制の送迎があります。
「観光を早めに切り上げて、宿の大浴場や露天風呂を何度か楽しみたい」という旅行に組み込みやすい宿です。
やさしさの宿 竹亭|眺望と温泉街を楽しむ
温泉街らしい景色と宿泊を組み合わせたいなら、やさしさの宿 竹亭があります。
竹亭は湯郷温泉街の高台に位置し、展望大浴場から周囲の山並みや温泉街を望めます。竹林を眺めながら入れる露天風呂もあり、温泉街中心部とは少し違った高台からの景観を楽しめる宿です。
料理は美作周辺や岡山県産の食材を使った季節の会席が中心です。2026年夏の献立では岡山和牛、岡山ピーチポーク、岡山県産コシヒカリなどが使われており、内容は季節によって変更されます。
JR林野駅からはタクシーで約10分で、予約制の送迎サービスがあります。中国自動車道の美作ICからは車約10分、駐車場は約50台です。
また、宿から湯郷温泉街へ出やすい立地なので、チェックイン後に周辺を歩く旅程とも相性があります。初夏の大谷川は竹亭から徒歩約8分、湯神社は徒歩約1分と公式サイトで案内されています。
「昼は温泉街を歩き、夕方に宿へ入り、温泉と会席料理を楽しむ」という旅行に組み込みやすい宿です。
宿泊者限定「湯めぐりコースター」|1,500円で3軒
湯郷温泉に宿泊するなら、1軒の宿だけでなく複数の旅館のお風呂を楽しめる「湯めぐりコースター」もあります。
料金は1枚1,500円で、湯郷温泉内の対象9旅館から好きな3カ所を選んで入浴できます。対象は次の9軒です。
- 和モダンなお宿 かつらぎ
- ゆのごう館 Will Be
- 花の宿 にしき園
- ふくます亭
- やさしさの宿 竹亭
- ホテル湯の杜
- 湯郷グランドホテル
- リゾートイン湯郷
- 季譜の里
1施設につき1回利用でき、有効期限は発行日から1年間です。ただし、宿泊状況や施設側の都合などにより入浴できない旅館もあるため、利用したい宿が決まっている場合は当日に確認してから向かいましょう。
3軒すべてを1泊で回る必要はありません。夕食やチェックイン時間を考えると、宿泊先の温泉を中心にして、時間に余裕があればもう1軒程度を追加する方が慌ただしくなりにくいでしょう。
湯郷温泉は車だけでなく、JR林野駅からの送迎や岡山駅方面からのバスも利用できます。次の章では、岡山市内・大阪・神戸方面から湯郷温泉へ向かう方法を、車・電車・バスに分けて整理します。
湯郷温泉へのアクセス|車・電車・無料シャトルバス
湯郷温泉は岡山県美作市にあり、岡山市内から車で約1時間10分、大阪方面から約1時間40分が目安です。中国自動車道の美作ICから温泉街までは約10分なので、岡山県内だけでなく関西方面からも車でアクセスしやすい温泉地です。
公共交通ではJR姫新線の林野駅が最寄り駅です。一方、湯郷温泉に宿泊する場合は岡山駅西口と温泉街を結ぶ予約制の無料シャトルバスも利用できるため、岡山駅から鉄道を乗り継ぐより移動を簡単にできる場合があります。
| 出発地・方法 | 湯郷温泉までの目安 | 主なルート |
|---|---|---|
| 岡山市内から車 | 約1時間10分 | 県道27号→国道484号→国道374号 |
| 大阪方面から車 | 約1時間40分 | 中国自動車道→美作IC→湯郷温泉 |
| 美作ICから車 | 約10分 | 美作IC→湯郷温泉 |
| 岡山駅から鉄道 | 約2時間10分 | 津山線→津山駅→姫新線→林野駅→タクシー |
| 大阪駅方面から鉄道 | 約2時間30分〜3時間 | 特急スーパーはくと→佐用駅→姫新線→林野駅 |
| 林野駅から | タクシー約8分 | 林野駅→湯郷温泉 |
| 林野駅から路線バス | バス約5分+徒歩約5分 | 「湯郷温泉上」下車 |
| 岡山駅西口から無料シャトル | 約1時間30分 | 予約制、宿泊者向け |
※所要時間は2026年8月31日時点の公式案内を基準とした目安です。道路状況、列車・バスの接続などによって変わります。

岡山市内から車で約1時間10分
岡山市内から湯郷温泉までは、車で約1時間10分が目安です。
湯郷温泉公式サイトでは、岡山方面から県道27号、国道484号、国道374号を経由するルートを案内しています。高速道路を使わずに向かえるため、岡山市内からの日帰り旅行にも組み込みやすい距離です。
日帰りなら、
岡山市内を午前出発 → 湯郷温泉で昼食 → 街歩き → 日帰り入浴 → 夕方帰路
という組み方がしやすくなります。
入浴だけなら短時間でも利用できますが、足湯やてつどう模型館なども回る場合は、現地に3〜5時間程度確保すると慌ただしくなりにくいでしょう。
大阪・神戸方面から車で約2時間が目安
関西方面からも、湯郷温泉は1泊旅行に組み込みやすい距離です。
湯郷温泉公式サイトでは、大阪方面から中国自動車道を利用して約1時間40分。温泉地全体の案内では、大阪・神戸から約2時間が目安とされています。
基本ルートは、
大阪方面 → 中国自動車道 → 美作IC → 湯郷温泉
です。
美作ICを降りてから温泉街までは約10分なので、長い一般道を走る必要が少ないのが利点です。
大阪・神戸方面から日帰りも可能な距離ですが、往復で4時間前後の移動になることを考えると、温泉や夕食をゆっくり楽しむなら1泊の方が余裕があります。
JR林野駅から湯郷温泉へ
鉄道を利用する場合の最寄り駅は、JR姫新線の林野駅です。
林野駅から湯郷温泉までは、タクシーで約8分。路線バスを利用する場合は「新道穂崎行き」に乗車し、約5分の「湯郷温泉上」で下車、そこから徒歩約5分で温泉街へ入れます。
岡山駅から鉄道だけで向かう場合は、
岡山駅 → JR津山線 → 津山駅 → JR姫新線 → 林野駅 → タクシー
の順で、公式案内では全体で約2時間10分です。
大阪方面からは、
京都・新大阪・大阪駅 → 特急スーパーはくと → 佐用駅 → JR姫新線 → 林野駅
というルートがあり、約2時間30分〜3時間が目安です。
鉄道は乗り換えが必要なので、宿泊する場合は次に紹介する岡山駅からの無料シャトルバスや、各宿の林野駅送迎も比較すると移動を簡単にできます。
宿泊者は岡山駅から予約制無料シャトルバス
湯郷温泉の宿に泊まる場合は、JR岡山駅西口と湯郷温泉を結ぶ無料シャトルバスを利用できます。
2026年7月に湯郷温泉旅館協同組合が案内した運行では、岡山駅西口から湯郷温泉までの主な時刻は次のとおりです。
| 方向 | 出発 | 到着目安 |
|---|---|---|
| 岡山駅 → 湯郷温泉 | 岡山駅西口 14:00 | 湯郷温泉観光案内所 15:30頃 |
| 湯郷温泉 → 岡山駅 | 湯郷温泉観光案内所 11:00 | 岡山駅西口 12:30頃 |
シャトルバスは完全予約制で、宿泊する旅館または湯郷温泉旅館協同組合へ前々日までに予約する必要があります。予約なしでは乗車できません。
なお、湯郷温泉公式のアクセスページには、岡山駅西口14:00発→湯郷温泉15:15着、復路11:00発→12:15着という案内も残っています。
2026年7月5日付の新しい運行案内では15:30頃・12:30頃となっているため、記事では所要約75〜90分を目安とし、実際の集合時間・到着時刻は宿泊予約時に最新案内を確認するのが確実です。
また、季譜の里、ホテル湯の杜、やさしさの宿 竹亭などでは、JR林野駅から予約制の送迎も用意されています。鉄道で林野駅まで移動する場合は、タクシーだけでなく宿の送迎条件も予約時に確認しておくとよいでしょう。
車で湯郷温泉へ行く場合、次に迷いやすいのが「温泉街のどこへ停めるか」です。次の章では、湯郷鷺温泉館の駐車場、市営駐車場、宿泊施設の駐車場を、目的別に整理します。
湯郷温泉の駐車場|日帰り温泉と街歩きで使い分ける
湯郷温泉へ車で行く場合は、日帰り温泉だけなら利用する施設の駐車場、温泉街を歩くなら美作市営湯郷駐車場、宿泊なら各宿の駐車場と使い分けると分かりやすくなります。
特に湯郷鷺温泉館には普通車150台分の駐車場がある一方、市営湯郷駐車場は1日300円で利用できます。足湯、食事、てつどう模型館などをまとめて歩く場合は、市営駐車場を拠点にする方法があります。
| 目的 | 駐車場の選び方 | 料金・台数 |
|---|---|---|
| 湯郷鷺温泉館で日帰り入浴 | 湯郷鷺温泉館の駐車場 | 普通車150台・大型車3台 |
| 温泉街を散策 | 美作市営湯郷駐車場 | 300円/回・日 |
| 季譜の里に宿泊 | 宿の無料駐車場 | 普通車40台 |
| ホテル湯の杜に宿泊 | 宿の無料駐車場 | 無料駐車場あり |
| 竹亭に宿泊 | 宿の駐車場 | 利用条件は予約時に確認 |
※2026年8月31日時点。料金や利用条件は変更される場合があります。イベント開催日は駐車場の利用方法が変わる場合もあるため、来訪前に施設・観光協会などの最新情報をご確認ください。

湯郷鷺温泉館は普通車150台
日帰り入浴が目的なら、湯郷鷺温泉館の専用駐車場を利用するのが分かりやすいでしょう。
駐車場は普通車150台、大型車3台。中国自動車道の美作ICから施設までは車で約10分です。大浴場や家族風呂を利用するために立ち寄る場合、市営駐車場へ停め直す必要はありません。
隣接する療養湯も、公式観光情報では普通車150台の駐車場が案内されています。湯郷鷺温泉館と療養湯のどちらを利用する場合でも、まずこのエリアを目的地に設定すると迷いにくくなります。
一方、入浴前後に足湯、昼食、てつどう模型館など温泉街を複数カ所歩く場合は、施設駐車場だけでなく市営駐車場も比較するとよいでしょう。
街歩きなら美作市営湯郷駐車場|1日300円
温泉街を徒歩で回るなら、美作市営湯郷駐車場を拠点にできます。
美作市の公式案内では、利用料金は300円/回・日。24時間を超える場合は、超過するごとに300円が加算されます。2026年4月1日施行の美作市駐車場条例でも、湯郷駐車場は300円/回・日と定められています。
2026年の湯郷温泉ホタル祭り案内では、市営湯郷駐車場の所在地を美作市湯郷813-5として案内しています。
市営駐車場を使うと、
駐車 → 昼食 → 温泉街散策 → 足湯 → 日帰り温泉
のように、車を何度も動かさずに旅程を組みやすくなります。
特に前章で紹介した「ふれあいの湯」は専用駐車場が普通車3台なので、足湯だけでなく温泉街全体を歩く場合は、市営駐車場を利用する方が計画しやすいでしょう。
ただし、ホタル祭りなどのイベントでは市営駐車場自体が会場として使われることがあります。イベント日に訪れる場合は、通常時と駐車方法が異なる可能性があるため、湯郷温泉観光協会などの最新案内を確認してください。2026年6月6日のホタル祭りでも、市営湯郷駐車場が会場として使用されました。
宿泊なら各宿の駐車場を利用
湯郷温泉に1泊する場合は、基本的に予約した宿の駐車場へ直接向かう方法が分かりやすくなります。
前章で紹介した季譜の里には、敷地内に普通車40台分の無料駐車場があります。
ホテル湯の杜も公式サイトで無料駐車場を完備していると案内しており、美作ICから宿までは約6kmです。
竹亭も美作ICから約10分の場所にあり、車でアクセスできます。林野駅、美作IC、湯郷温泉下バス停からは予約制の無料送迎もあるため、車を使わない宿泊旅行にも対応しています。
宿泊日の流れは、
昼間は市営駐車場などを利用して温泉街散策 → 15〜16時頃に宿へ移動してチェックイン
とすると、宿の駐車場を観光中の長時間駐車に使えるか迷う必要がありません。
反対に、チェックイン可能時刻以降で宿側が駐車を認めている場合は、先に宿へ車を置き、徒歩で温泉街へ出る方法もあります。駐車可能な時間は宿ごとに異なるため、チェックイン前に利用したい場合は予約時に確認してください。
次の章では、湯郷温泉を訪れる季節を選ぶために、初夏のホタル、あじさい、秋から冬の雲海、冬の道路状況を整理します。
湯郷温泉のベストシーズン|ホタル・あじさい・雲海
湯郷温泉は一年を通して利用できますが、周辺観光まで組み合わせるなら、初夏はホタルとあじさい、秋から冬は大山展望台の雲海が季節の見どころになります。
温泉を主目的にするなら季節を限定する必要はありません。一方、景色も楽しみたい場合は見頃から旅行時期を逆算すると計画しやすくなります。
| 時期 | 主な見どころ | 旅行の組み合わせ |
|---|---|---|
| 5月下旬〜6月中旬 | 大谷川のホタル | 昼は温泉街、夜にホタル観賞 |
| 6月中旬〜7月中旬 | 大山展望台のあじさい | 展望台→温泉街→日帰り温泉 |
| 11月上旬〜2月下旬 | 大山展望台の雲海 | 早朝の展望台→朝食→温泉 |
| 冬季 | 温泉・冬景色 | 道路状況を確認して温泉中心に滞在 |
※見頃は例年の目安で、気温や天候によって前後します。来訪前に公式の開花・観光情報をご確認ください。大山展望台の公式案内では、あじさいは6月中旬〜7月中旬、雲海は11月上旬〜2月下旬が目安です。

5月下旬〜6月中旬|大谷川のホタル
初夏に湯郷温泉へ泊まるなら、温泉街近くを流れる大谷川のホタルを旅行に組み合わせられます。
岡山県公式観光サイトでは、例年5月下旬〜6月中旬にゲンジボタルやヘイケボタルが見られると案内しています。昼間に温泉街を散策し、夕食後にホタル観賞へ出る流れなら、宿泊旅行との相性がよいでしょう。
2026年は6月6日(土)に「湯郷温泉ホタル祭り」が開催されました。雨天時は6月13日への順延予定とされていました。イベントの日程は毎年変わるため、翌年以降に訪れる場合はその年の開催情報を確認してください。
ホタルは照明や天候などの影響を受ける自然現象なので、「必ず見られる」とは考えず、温泉旅行に追加できる季節の楽しみとして計画するのが安心です。
6月中旬〜7月中旬|大山展望台のあじさい
ホタルの時期から少し遅れて楽しめるのが、大山展望台へ続くあじさいロードです。
湯郷温泉街近くの大山には、頂上まで続く約2.5kmの山道があり、沿道には約3,000株のあじさいが植えられています。公式の季節情報では、見頃の目安は6月中旬〜7月中旬です。
大山展望台からは湯郷温泉街や吉野川、周囲の山々を見渡せます。普通車30台分の駐車場があり、中国自動車道の美作ICから車約10分です。
初夏の日帰り旅行なら、
大山展望台であじさい → 湯郷温泉街で昼食・散策 → 日帰り温泉
という順番にすると、最後に温泉へ入って帰れます。
なお、大山展望台へ向かう道には坂道やカーブがあり、公式サイトでも対向車への注意や、坂道・カーブ途中で停車しないよう案内しています。運転に不慣れな場合は、景色だけに気を取られないよう注意してください。
11月上旬〜2月下旬|大山展望台の雲海
秋から冬に湯郷温泉へ宿泊するなら、早朝の大山展望台の雲海も候補になります。
公式の季節情報では、雲海の目安は11月上旬〜2月下旬、6:30〜8:00頃。展望台からは、条件が合えば湯郷温泉街や吉野川周辺を覆う雲海を見渡せます。
ただし、雲海は毎日発生するものではありません。気温、湿度、風など複数の条件に左右されるため、雲海だけを目的に旅程を組むより、
湯郷温泉に宿泊 → 翌朝、条件がよければ大山展望台へ
という位置付けにする方が旅行全体を楽しみやすくなります。
早朝に出発する場合は、宿の朝食開始時刻やチェックアウト時間も確認しておきましょう。展望台から戻って朝食を取れる時間を確保すると、慌ただしくなりにくくなります。
冬は積雪・路面状況を出発前に確認
冬の湯郷温泉旅行では、温泉そのものよりも道路状況の確認が重要です。
岡山県は雪道を走る際、冬用タイヤまたはチェーンを装着して安全走行するよう案内しています。また、岡山県冬期道路気象情報システムでは、冬季の道路状況を確認できます。
特に、
- 美作ICから湯郷温泉までの道路
- 大山展望台へ向かう坂道
- 岡山県北部へ向かう道路
- 早朝の雲海観賞時
は、積雪だけでなく路面凍結にも注意が必要です。
雪が降っていなくても、朝晩の気温低下で路面が凍結する可能性があります。冬に車で訪れる場合は、天気予報だけで判断せず、道路情報と現地周辺の状況も出発前に確認してください。
季節の景色を楽しむなら大山展望台は湯郷温泉と組み合わせやすいスポットです。次の章では、展望台までのアクセスや所要時間を含め、湯郷温泉周辺で立ち寄りやすい観光スポットを整理します。
湯郷温泉周辺の観光|大山展望台まで足を延ばす
湯郷温泉周辺の観光は、スポット数を増やしすぎず、温泉街を徒歩で楽しむか、車で大山展望台を1カ所追加する程度にすると時間に余裕を持てます。
特に大山展望台は湯郷温泉街から車で約8分。温泉街と吉野川を見渡せ、初夏のあじさいや秋から冬の雲海でも知られるため、湯郷温泉と組み合わせやすい周辺スポットです。
大山展望台|温泉街を見下ろす展望スポット
大山展望台は、湯郷温泉街近くの大山にある展望スポットです。
展望台からは湯郷温泉街と吉野川を眼下に望み、天候や視界の条件がよければ、後山や那岐山など周辺の山々まで見渡せます。朝の日の出や夜景を楽しめる場所としても公式観光サイトで紹介されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県美作市巨勢656-1 |
| 湯郷温泉街から | 車約8分 |
| 美作ICから | 車約10分 |
| JR林野駅から | タクシー約15分 |
| 駐車場 | 普通車30台 |
| 料金 | 展望スポットのため入場料なし |
| 主な季節 | あじさい6月中旬〜7月中旬、雲海11月上旬〜2月下旬 |
※2026年8月31日時点。季節の見頃は天候によって前後します。
温泉街と大山展望台を組み合わせるなら、
大山展望台 → 温泉街で昼食 → 足湯・街歩き → 日帰り温泉
という順番が使いやすくなります。
展望台は観光に長時間を必要とする施設ではないため、景色を楽しむことが目的なら30〜45分程度を目安にして、その後の温泉時間を長めに確保するとよいでしょう。
ただし、大山展望台へ向かう道路には坂道やカーブがあります。公式サイトでも対向車への注意と、坂道・カーブ途中で停車しないよう案内しています。特にあじさいや雲海を見る際は景色に気を取られやすいため、安全な場所へ駐車してから観賞してください。

温泉街中心なら車移動を増やさなくても楽しめる
湯郷温泉旅行では、必ず周辺観光地まで車で出かける必要はありません。
前に紹介した、
- 湯郷鷺温泉館
- ふれあいの湯
- 湯郷温泉てつどう模型館&レトロおもちゃ館
- からくり時計
- カフェ・飲食店
などを組み合わせれば、温泉街の中だけでも半日程度の滞在を組み立てられます。
美作市公式の1泊2日まち歩きコースでも、湯郷鷺温泉館や足湯、宿など温泉街周辺のスポットと大山展望台を組み合わせています。
特に日帰り旅行では、
観光スポットを3〜4カ所追加して入浴時間が短くなる
よりも、
街歩き1〜2時間+温泉60〜90分
程度にした方が、湯郷温泉を目的地として楽しみやすくなります。
子ども連れならてつどう模型館、大人だけなら足湯やカフェを中心にするなど、同行者に合わせて温泉街での過ごし方を変えられるのも特徴です。
美作三湯なら湯原温泉も比較する
岡山県北部で温泉旅行を計画しているなら、同じ美作三湯の湯原温泉と比較して決める方法もあります。
湯郷温泉は、日帰り温泉に加えて足湯、レトロスポット、飲食店などを徒歩で組み合わせやすく、温泉街を歩きながら過ごしたい旅行と相性があります。
一方、湯原温泉は旭川沿いの温泉地で、湯原ダム直下にある天然露天風呂「砂湯」など、湯郷温泉とは異なる温泉体験があります。
どちらか一方を「上」と考えるより、
温泉街散策+日帰り入浴を楽しむなら湯郷温泉
川沿いの温泉地と砂湯を目的にするなら湯原温泉
というように、旅行目的から選ぶと決めやすくなります。
なお、湯郷温泉と湯原温泉を同じ日に無理に詰め込むより、それぞれの温泉地で入浴時間を確保する方が旅程に余裕があります。湯原温泉については、当サイトの「湯原温泉」記事で日帰り温泉・砂湯・宿泊・アクセスを詳しく紹介しています。
次の章では、湯郷温泉へ出発する前に確認しておきたい温泉施設の営業、冬の道路状況、現地周辺のライブカメラをまとめます。
湯郷温泉へ行く前に確認したい3つのこと
湯郷温泉へ出発する前は、①日帰り温泉・観光施設の営業、②道路・積雪、③現地周辺の天気を確認しておくと安心です。
特に旅館の日帰り入浴は、宿泊状況や大型連休などによって利用時間の変更・休止があり得ます。また、冬に車で訪れる場合は、天気予報だけでなく道路の積雪や規制情報まで確認してから出発しましょう。
日帰り温泉・観光施設の営業状況
日帰り温泉を目的に訪れる場合は、利用する施設を1〜2カ所に絞り、当日の営業時間を公式情報で確認してから出発するのがおすすめです。
湯郷温泉には湯郷鷺温泉館のような日帰り温泉施設だけでなく、ホテル湯の杜、花の宿 にしき園、和モダンな宿 かつらぎ、やさしさの宿 竹亭など、宿泊施設の日帰り入浴もあります。
ただし、旅館・ホテルは宿泊客の利用を優先するため、
- 宿泊状況
- 貸切営業
- 大型連休
- お盆
- 年末年始
- 館内メンテナンス
などによって日帰り入浴を休止・変更することがあります。
湯郷温泉観光協会の公式サイトでは、温泉・宿泊施設に加え、観光・体験施設の最新情報やイベント情報も案内されています。出発当日は、利用予定施設の公式サイトとあわせて確認してください。
特に貸切風呂を利用する場合は、現地到着後では希望する時間が空いていない可能性があります。家族風呂・貸切風呂が旅行の目的なら、予約できる施設は事前に時間まで確保しておくと旅程を組みやすくなります。
冬は道路規制・積雪・冬用タイヤを確認
冬に車で湯郷温泉へ向かう場合は、通常の天気予報に加えて岡山県の道路情報も確認しておきましょう。
岡山県の「冬期道路気象情報システム」では、県北部を中心に、
- 積雪深
- 気温
- 道路周辺のライブ画像
- 道路規制情報
などを確認できます。
湯郷温泉への主要ルートとなる美作市周辺だけでなく、出発地から美作ICまでの区間も含めて確認しておくことが大切です。
特に早朝に大山展望台へ雲海を見に行く場合は、日中に雪がなくても路面凍結に注意が必要です。大山展望台へ向かう道には坂道やカーブもあるため、冬季は道路状況に不安がある場合、無理に展望台まで移動せず温泉街中心の旅行へ変更する選択肢も考えておきましょう。
冬期は冬用タイヤまたは必要に応じたチェーンなどの滑り止め対策を用意し、現地の交通規制を優先してください。
湯郷温泉周辺のライブカメラで空模様を確認
湯郷温泉周辺の現在の空模様を確認したい場合は、美作市湯郷に設置されているライブカメラも利用できます。
当サイト「ライブカメラ JAPAN FUJIYAMA」では、
岡山県美作市立美作第一小学校ライブカメラ(岡山県美作市湯郷)
を紹介しています。
ライブカメラは美作市湯郷に設置され、静止画像を10分間隔で更新しています。温泉街そのものを観光映像として映すカメラではありませんが、湯郷地区周辺の空模様や天候を確認する補助として利用できます。

出発前は、
天気予報を見る
↓
道路・積雪情報を確認する
↓
利用する温泉・観光施設の営業を確認する
↓
ライブカメラで湯郷周辺の様子を見る
という順番で確認すると分かりやすいでしょう。
ライブカメラはあくまで現地周辺の状況を把握するための補助情報です。大雪・大雨・災害時の通行可否は、ライブ画像だけで判断せず、岡山県の道路規制情報や気象庁などの公式情報を優先してください。
日帰りなら営業状況と帰路の道路状況、宿泊なら翌朝の天気まで確認しておくと、当日の予定を変更しやすくなります。
まとめ|日帰りなら温泉+街歩き、時間があれば1泊
湯郷温泉は、約1,200年の歴史を持つ美作三湯のひとつで、日帰りでも宿泊でも楽しみやすい温泉地です。
日帰り入浴は、湯郷鷺温泉館や療養湯に加え、ホテル・旅館を含めて7施設から選べます。大人料金は500〜1,500円が目安で、朝から利用できる施設、タオル付きの施設、貸切風呂を利用できる施設など、それぞれ特徴が異なります。
初めての日帰り旅行なら、
昼食 → 温泉街散策 → 足湯・レトロスポット → 日帰り温泉
という流れにすると、車で何度も移動せずに湯郷温泉らしい時間を過ごせます。
季節を組み合わせるなら、初夏は大谷川のホタルや大山展望台のあじさい、秋から冬は条件が合えば雲海も楽しめます。ただし、自然の見頃や発生状況は毎年変わるため、来訪前に最新の公式情報を確認してください。
時間に余裕がある場合は1泊がおすすめです。夕方まで温泉街を歩いた後に宿へチェックインすれば、夕食・温泉を急がず楽しめます。宿泊者向けの「湯めぐりコースター」を使えば、対象9旅館のうち3カ所の温泉を選んで巡ることもできます。
車の場合は中国自動車道の美作ICから温泉街まで約10分。岡山駅からは宿泊者向けの予約制無料シャトルバスも利用できるため、公共交通でも旅行を組み立てられます。
湯郷温泉旅行の選び方をまとめると、次のようになります。
- 2〜3時間なら:昼食+街歩き+日帰り温泉
- 4〜5時間なら:てつどう模型館+足湯+街歩き+日帰り温泉
- 景色も楽しむなら:大山展望台+温泉街+日帰り温泉
- 温泉と料理をゆっくり楽しむなら:15〜16時頃に宿へチェックインして1泊
また、岡山県北部で別の温泉地も比較したい場合は、同じ美作三湯の湯原温泉も候補になります。湯原温泉はダム直下の天然露天風呂「砂湯」が特徴で、温泉街散策を楽しみやすい湯郷温泉とは旅の雰囲気が異なります。
出発当日は、日帰り温泉・観光施設の営業状況、天気、道路状況を確認し、冬季は積雪や路面凍結にも注意してください。湯郷周辺の空模様を確認する場合は、美作市湯郷のライブカメラも現地確認の補助として利用できます。
※料金・営業時間・交通情報は2026年8月31日時点。施設の営業条件、送迎、イベント、道路状況などは変更される場合があるため、来訪前に各公式情報をご確認ください。
参考情報
- 湯郷温泉旅館協同組合「湯郷温泉について」 https://spa-yunogo.or.jp/about/
- みまさか観光ポータル「湯郷温泉の日帰り入浴スポット8選」 https://www.okayama-kanko.jp/mimasaka/feature/yunogouhigaerispa
- 岡山観光WEB「湯郷鷺温泉館」 https://www.okayama-kanko.jp/spot/detail_11524.html
- みまさか観光ポータル「湯郷鷺温泉館・療養湯」 https://www.okayama-kanko.jp/mimasaka/spot/detail_101179.html
- ホテル湯の杜「温泉」 https://www.yunomori.co.jp/spa/
- 花の宿 にしき園「温泉」 https://www.nisikien.jp/spa/index.html
- やさしさの宿 竹亭「日帰りプラン」 https://www.chikutei.co.jp/dayplan/
- みまさか観光ポータル「湯郷ポケットパーク ふれあいの湯(足湯)」 https://www.okayama-kanko.jp/mimasaka/business/spot/detail_11452.html
- みまさか観光ポータル「湯郷温泉てつどう模型館&レトロおもちゃ館」 https://www.okayama-kanko.jp/mimasaka/spot/detail_11522.html
- みまさか観光ポータル「からくり時計」 https://www.okayama-kanko.jp/mimasaka/spot/detail_1002392.html
- みまさか観光ポータル「湯郷温泉まち歩き<日帰り編>」 https://www.okayama-kanko.jp/mimasaka/course/detail_101388.html
- 美作市「湯郷温泉(ゆのごうおんせん)」 https://www.city.mimasaka.lg.jp/kanko/apa_stay/spa/1453249984009.html
- 湯郷温泉旅館協同組合「アクセス」 https://spa-yunogo.or.jp/access/
- 湯郷温泉旅館協同組合「【要予約】奈義&湯郷温泉⇔岡山後楽園」 https://spa-yunogo.or.jp/blog/2026/07/05/%E3%80%90%E8%A6%81%E4%BA%88%E7%B4%84%E3%80%91%E5%A5%88%E7%BE%A9%EF%BC%86%E6%B9%AF%E9%83%B7%E6%B8%A9%E6%B3%89%E2%87%94%E5%B2%A1%E5%B1%B1%E5%BE%8C%E6%A5%BD%E5%9C%92/?id=contents_wrap
- みまさか観光ポータル「大山展望台」 https://www.okayama-kanko.jp/mimasaka/spot/detail_11509.html
- 岡山県「岡山県冬期道路気象情報システム」 https://road-camera.pref.okayama.jp/index.html
- ライブカメラ JAPAN FUJIYAMA「岡山県美作市立美作第一小学校ライブカメラ(岡山県美作市湯郷)」 https://livecamera.fujiyamasan.com/okayama-mimasaka-yunogo-mimasaka-daiichi-elementary-school.html


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